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2023.03.16

WBCは物語がいっぱい

そういう物語があるとしますと、今回は決勝トーナメントの決勝戦で、12年前のイチロー選手のように、不振の村上選手が試合を決める一打を打つような気がします。

WBCで日本の快進撃が続いております。

過去になかったようなメンバー編成で、これまでの大会ではみられなかったような盛り上がりを見せております。

連日、東京ドームが満員になっているようですが、12年前に日本が世界一になった大会でも、開幕戦は観客12,000人だったそうです。

 

チケットの販売は12月23日だったようですが、この時点では、あまり関心は高くなっていませんでした。

WBCの大会は過去にも優勝しているわけですが、日本での開催は(今回も)予選リーグだけだったこともあって、空席が目立っておりましたし、今大会に関しては、チケット発売時点で、まだ大谷選手の出場が決まっていなかったからです。

大谷選手は出場したかったようですが、球団がOKを出さないと出場できないので、その動向が注目を集めておりました。

そんな中、日本人選手最高年俸のパドレスのエース、ダルビッシュ有選手が、いち早く参加を表明し、球団もOKを出したことで、他球団もこれにならって、複数の日本人メジャーリーガーの参加が可能になりました。

カブスの鈴木誠也選手は、大会直前の故障で出場は断念されましたが、ドリームチームが出来上がって、人気が一気に最高潮になったわけです。

 

今大会の人気爆発のスタートは、ダルビッシュ選手の参加表明で、そのダルビッシュ選手が日本でのキャンプのスタートから参加し、若手選手に自分から歩み寄って、教えたり、食事会を開いているところをみますと、ダルビッシュ選手は、12年前に自分がイチロー選手にしてもらったことを「今度は自分の番だ」と頑張っているような気がするのです。

イチロー選手の精神が、継承されたような気がします。

 

WBCが盛り上がったのは、第2回の決勝で、イチロー選手が劇的なヒットを打って優勝したからなのですが、第3回、第4回大会はたいした話題もなく、スター選手もいなくて、日本は勝てませんでした。

それが今回、メジャーリーガーも参加し、あっという間にドリームチームが完成し、圧倒的に強くて、マンガみたいな試合をするわけですから、人気が一気に爆発するわけです。

 

21世紀は「物語(ストーリー)のあるものが勝つ時代」と言われております。

それは、商品にも、エンタメにも、スポーツにも及びます。

そういう意味では、この日本のチームには、やたらと「物語」が多いのです。

WBC日本チームも、お母さんが日本人のヌートバー選手がいることもそうですし、3月11日の韓国戦に、12年前のこの日に東日本大震災で父親と祖父母を亡くしている佐々木朗希選手が先発したことも、そういう物語の現れなのです。

 

そういう物語があるとしますと、今回は決勝トーナメントの決勝戦で、12年前のイチロー選手のように、不振の村上選手が試合を決める一打を打つような気がします。

だって「物語(ドラマ)」がトレンドなら、そうなりそうな気がしませんか?

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