占いコラム

風水

2020.04.14

風水のあまり聞けない話【5】

大事なことは「お墓のことは、よくわからない」と言っている住職さんが、私が何も言わなかったら「大きなお墓が良い」と言ったということです。 それは自分の利益になるからです。 そしてそのお金は、何も知らない檀家さんが払うわけです。

改めまして、陰宅のお話に入ります。

当然、お墓の話になるのですが、風水の古書には「陰宅と陽宅」と書かれているのに、なぜか日本では陰宅のことが語られないのが普通です(私は教わりましたが)。

そのことによって、デタラメなお墓が増えたこと、そして供養については、ほとんどまともなことが語られていないことが、様々な現象の元になってしまいました。
その辺の誤解を、少しでも解いていただけたらと思います。

皆さんは、どういうお墓が良いと思われていますか?
良い石を使うことでしょうか?
大きな墓を建てることでしょうか?

どちらも違います。

正解は「正しいお墓を建てること」なのです。

 

ある地方で、古いお墓の整理に行った時、その家の親戚の方が数人来られていて、当然墓屋さんがいて、お寺の住職さんが来ているところで、親戚の方が住職さんに「どんなお墓が、良いお墓なのですか?」と尋ねたら、なんと「大きなお墓です。例えば(隣の大きなお墓を指して)こんな墓です」と答えました。

普通、寺の墓地の場合、お坊さんに仲介料として、かなりの高額(書けませんが)が入りますので、お墓は高額のお墓の方が良くて、お客さんの方から営業の機会を設けてくれたものですから、住職さんにとってはラッキーだったわけです。

私は、そういう住職さんは嫌いなので、「良いお墓を建てているのに、跡取りがいないのですか?」と言ったら、ビックリして「ご存知なのですか?」と訊かれたので、「いいえ。そういうお墓ですから」と答えました。

ついでに近くのお墓をいくつか例に挙げて「この家は…」という話をしたら、「お墓のことは、よくわからないんですよね」と言って、その住職さんは早々に帰られました。

 

ご理解いただきたいのは、私は墓相学の先生ではないのです。
何代も続いている信頼できる石屋さんに教えてもらっただけなのです。

大事なことは「お墓のことは、よくわからない」と言っている住職さんが、私が何も言わなかったら「大きなお墓が良い」と言ったということです。
それは自分の利益になるからです。
そしてそのお金は、何も知らない檀家さんが払うわけです。

事実、お坊さんの資格をとるために、お墓の勉強はないのです。
しかし、私の地元でもそうなのですが、お墓のことを、あたかも知っているように、お客さんに喋るのです。

 

もちろん、きちんとしたお坊さんがいらっしゃることも確かなのですが、私どもが過去にお会いしたお坊さんの中でも、片手にも満たないのです。

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