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2019.12.24

サンタがやってきた!

それは、やがてパパやママの嘘だと誰もがわかるのですが、みんなパパやママを「嘘つき!」と非難することなく、自分が大人になって自分の子供ができたら、今度は自分が嘘つきになってしまっているわけです。 そうなのです。 クリスマスは、世界中が嘘つきになってもいい日なのです。

子育てについてのコラムを書き続けておりますが(今年は八白土星年で子供にまつわる問題が多い年なので)、本日はクリスマス・イヴ。
ちょっと筆休めに、サンタクロースについてお話したいと思います。

サンタクロースは、キリスト教文化に基づいたものなのですが、当然のことながら、元々日本にはいませんでした。
サンタクロースがいつから日本にも来るようになったのかは不明ですが、クリスマスについては、宣教師フランシスコ・ザビエルが日本を去って数年後に、最初のクリスマス・ミサが行われたようです。

さて、サンタクロースといえばプレゼントなわけですが、子供の頃はクリスマスが楽しみでした。皆さんもきっとそうでしたよね?
日本は仏教国なのですが関係なく、それどころか、今や世界中にサンタクロースはやってくるようです。

それは、やがてパパやママの嘘だと誰もがわかるのですが、みんなパパやママを「嘘つき!」と非難することなく、自分が大人になって自分の子供ができたら、今度は自分が嘘つきになってしまっているわけです。

そうなのです。
クリスマスは、世界中が嘘つきになってもいい日なのです。

「34丁目の奇蹟」と言う1947年の古い映画があるのですが(のちに4回リメイクされているそうです)これは実話をベースにした作品だそうです。
ニューヨークでクリスマス前に、サンタクロースの衣装を着たある老人が、子供たちと仲良くなるのですが、それを僻んだ大人に罠を仕掛けられ、老人は男を殴ってしまいます。老人は精神障害であると疑いをかけられ、その老人はわざと精神異常のフリをし、それを見抜いた弁護士がいて…。
そして裁判にかかり、その裁判が全米中継されます。
なんと「サンタクロースは実在するか」という裁判です。
裁判で、ほぼ老人の有罪が確定仕掛けた時に、傍聴席にいたある女の子が判事に近づき、「クリスマスプレゼント」と称して何かを渡します。中には1ドル札が入っており、「IN GOD WE TRUST(神の信心のもとに)」の文言が赤マルで囲われております。

それをみた判事は微笑み、判決を述べます。

私たちは神を信じています。
神はいるのです。
そして神がいる限り、サンタクロースはいます。
よって、彼は無罪。

夢のある話だと思いませんか?
アメリカがいいとか悪いとかいう話ではないのです。
子供の夢の話なのです。

当時、私の師匠のお子さんもお友達も「サンタはパパ」と思っておりましたが、師匠は、それを見習おうとして、師匠の友人と協力して外人さんを雇い、サンタの衣装を着させて、パパとママに「子供と一緒にいてくれ」と頼み、各家庭ごとに予行練習までしてもらって、クリスマス当日に訪問したそうです。

パパとママがいるところへ、外人のサンタクロースが来るわけですから、子供はビックリです。
そして当然のことながら「でも、友達はパパがサンタだった」というので、「世界中をサンタが回ることなんてできないんだ。でも、いい子にだけは、本当のサンタが来てくれるんだよ」とお話をしたのだそうです。

もう、子供は大フィーバーで、証拠写真までありますから、中学くらいまでは友達になんと言われようが、信じていたそうです。
どうせバレてしまう嘘ですが、1日でも長く夢を持っていて欲しかったのだそうです。

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