占いコラム

コラム

2019.12.04

占い師としての姿勢

おかしいと思いませんか? 「他人の旦那さんを好きになってしまったんですけど、いいですよね?」という人と、「他人の旦那さんでも、あなたが好きになったのなら奪ってしまいなさい」という「人でなし」の会話ですよ。 これが会話として成立している方が、どうかしています。

占いという仕事は、身近な人に話すことから始まると思うのですが、きちんと仕事にするとなりますと、お客様(依頼者)が増えていかないと、いずれ頭打ちになりますから、お店を出すか、インターネットによってお客様を増やすということを考える必要があります。

私の師匠は、看板もチラシも出さず、口コミだけによって仕事をされてきているのですが、今のご時世、そして村田の世代は、インターネットを活用すべきとお許しをいただき、こうしてHPやnoteなど展開させていただいております。

元々の口コミで展開していた世界を「フィールド」としますと、「インターネットの世界は違う」というのが最初に持った実感でした。
仕事関係でのご縁でご紹介いただいた、名前を言えば誰でも知っている大手メディアの占いサイトに登録したこともありました。
大手メディアですから、知人に話すと「すごーい!」という反応でしたが、実際に蓋を開けてみると、まあそれは大変でした。

私がフィールドで受けていたご相談は、仕事だったり、進路だったり、真面目な恋愛だったり、結婚だったりと、それなりに人様のお役に立っていると実感できるものでした。

ところが、某サイトで相談を受けるようになりますと、95%以上が恋愛問題で、その大半は不倫でした。
皆さまはご存知かどうかは知りませんが、不倫は罰則こそありませんが違法です。
ましてや、すでに結婚している相手がいるわけですから、その人の幸せを奪うことになりますので、運命学的にもその後は決していいことにはなりません。

それで、そういう相談は断ると「他の先生は相談に乗ってくれるのに!」と言われ、レビューでボロクソに書かれる始末です。
確かに「評判のいい先生」のレビューを見ると、不倫であってもお金さえもらえるのなら、人の道に反したことの応援をしている人ばかりでした。
ただ、応援すると言っても「頑張ってください!」と言っているだけですから、占い師としての力量自体を疑うものばかりでしたが。
大きな声では言えませんし、お伝えするつもりも全くありませんが、本当に占いの勉強をしていれば、人を好きにさせる方法というのはあるのです。

しかし、どうしてこんなことになるのかと調べてみたら、その某大手メディアのお客様向けの説明の「相談項目」の中に「不倫」と書いてあるのです。
不倫はどんな事情であれ、人としての道に反していますから(人の倫にあらずですから)、私の観た限り相性のよかった人など1人もいませんでした。
だって、出会う必要のなかった2人なのですから当然です。

おかしいと思いませんか?
「他人の旦那さんを好きになってしまったんですけど、いいですよね?」という人と、「他人の旦那さんでも、あなたが好きになったのなら奪ってしまいなさい」という「人でなし」の会話ですよ。
これが会話として成立している方が、どうかしています。

この占い師は、相手が変われば(お金さえもらえれば)、あなたの幸せを奪うことの応援をしているかもしれないわけです。

でも、こんな恥知らずな相談がくる理由というのは、インターネットというお互いの顔も知らない環境があるからなのだと思います。
私の師匠がフィールドだけでやっていた時代、そして私もまだフィールドだけだった頃、そんな世間知らずな相談が来たことはありませんでした。
もちろん、来たらその時点で説教が始まるのですが。

インターネットというのは、そういう怖さがあります。

武蔵野算命塾では、一見さんではなく、リピーターとして関係を作っていく仕組みを作っておりますし、大半の方がnoteのコラムなどを観ていらっしゃいますので、そういう恥知らずな相談が来ることはありません。

インターネットは便利なツールであることは間違いありませんので、その部分を活用して、より多くの皆様に私どもが見つけられやすくなるように、皆様にきちんとした占いに触れていただく機会を作れるように、そして皆様のお役に立ちたい、そんな思いでこのHPをご用意させていただきました。

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