占いコラム
コラム
2020.06.07
師匠の「中国に行きました(出会ったすごい人たちの話)」①
さすがに驚いて、「先生は超能力者ですか!?」と訊いたら、「行動科学です」と仰ったそうです。 あの日、生まれた師匠が、その日、上海まで飛んだことを逆算にかけたのだそうです。
大師匠が亡くなられて半年が過ぎ、感傷的になられていらっしゃるのか(これはご本人からの言葉)、最近師匠から「占いを始めた頃のことをよく思い出す」と言われました。
その当時のお話を、改めてじっくり聞かせてもらいましたので、皆さまにもお話させていただきます。
きっと興味深い内容だと思います。
師匠は、占いを始めて半年経ったころ、大師匠と一緒に中国に行って、すごいものをいっぱい見たそうです。
まず最初に会ったのは、政府の要人のお抱えの盲目の占い師でした。
この方は、日本の有名な政治家にも縁のある方で、昔「負ける」と言われた選挙で、歴史的大勝をさせた人でした。
最初に会ったら、まず生年月日を聞かれ、肩に触っただけで、身長と体重を言い当てられました。
一緒に行った二人も完璧でした。
次に、日本のどこから来たのかを聞かれ、答えましたら、口の中でモゴモゴ言っていましたが、通訳によると、「目が見えないので、頭の中で計算している」ということでした。
しばらく待って、「なんでも聞きなさい」と言われ、師匠は自分の仕事のことを聞かれたそうです。
「26歳で仕事の内容が変わりましたね」と言われましたが、その通りでした。
いくつかの質問に答えてもらったそうですが、聞きたいことを告げると、全く関係のないことを聞かれ、「それなら、こうなっていますね」と答えてもらうスタイルだったそうです。
圧巻だったのは、なぜか家の話になって、お父様の話になった時に、お父様の生家を話しましたら、「違う」と言われたことだそうです。
師匠の人生から考えますと、そうはなっていないということでした。
こればかりは、師匠の記憶がありますので、言い争いになってしまったそうですが、「日本でわかる人がいたら、ここから電話をしなさい」ということになり、祖母に電話をして聞いてみましたら、師匠が知っていたのは育った家で、生まれたのは、言われた通りの特徴の家だったそうです。
それだけでも驚いていたら、師匠の家の前にお地蔵さまがたっているのを当てられたそうです。
お地蔵さまがたっている家も珍しいと思うのですが、それだけでなく、家に入って左の部屋に仏壇があることも当てられたそうです。
さすがに驚いて、「先生は超能力者ですか!?」と訊いたら、「行動科学です」と仰ったそうです。
あの日、生まれた師匠が、その日、上海まで飛んだことを逆算にかけたのだそうです。
占いが初心者だった師匠は、何を話されているのか、全く理解できなかったそうですが、最後にとんでもないことを言われたそうです。
当時、師匠の奥様は妊娠中で、日本に帰ったら、すぐに第二子が生まれる予定でした。
師匠は男の子・女の子のどちらでもよかったそうですが、看護師が「正面から見えたので言っちゃいますが、今度も男の子ですよ」ということでした。
それを話しましたら、「そんなわけはない!」と強く否定されたそうです。
また言い争いになった挙句、「病院に電話しなさい」という話になりました。
日本に電話をしましたら、担当の先生が電話に出られて、「いま写真をみているけど、男の子ですよ」と言われたそうです。
しかし、それでも先生は「今、男の子が生まれるわけはないんだ」と言い張り、「男の子だったら電話してきなさい。お詫びをするから」と言われ、日本に帰ってみたら、生まれたのは女の子でした。
中国へ行って、いきなり、すごいものを見せられた気がしたそうです。
つづく
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