占いコラム

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2021.04.22

続・「時」と「とき」

「黙って聞いていなさい。君が言うことは私も知っています。でも、そんな自分と決別するために努力をしたんだろう?時が経てば、その努力は、こういう形で現れるということだ」と言われました。

「とき」は「時」につながり、「時」は「人生」であることをお話しました。

その「時」は有限であることもお話しました。

この世とあの世の違いは、時間が有限であることです。

だから急がなくてはならないのです。

急ぐということは、変えた後の人生が早くやってくるということです。

あなたが人生を変えて、幸せになりたいと思うのならば、幸せが近づくということです。

 

かつての師匠は、どん底で、不幸で、貧乏だったと仰います。

誰も助けてくれなかったし、親戚でさえ近づこうとはしませんでした。

そんなとき、大師匠と出会い、人生は変わることを教えてもらいました。

 

そのときに教えてもらったのが「変えたいのなら一気に」ということだそうです。

以前の師匠なら「ゆっくりと、様子をみながら」と考えそうでしたが、それが師匠自身を苦しめている癖だということがわかったそうです。

ですから、今度はそこを変えたのです。

 

必要なことを全部やるのに、2年くらいかかったと仰います。

そして、そのときに「あとは時を待ちなさい」と言われたそうです。

運気が変わっても、形になるまでには時間がかかるのです。

だから「一気」なのです。

 

その頃、中国に行って、国家のVIPお抱えの占い師に会ったとき、当時の師匠からは想像もつかない「5年後」を教えられました。

その「5年後」になる根拠は、そのとき全くなかったそうです。

師匠は「そんなわけはない。だって…」と、当時の状況を話したそうですが、大師匠に止められたそうです。

「黙って聞いていなさい。君が言うことは私も知っています。でも、そんな自分と決別するために努力をしたんだろう?時が経てば、その努力は、こういう形で現れるということだ」と言われました。

その時は、納得が行かないままに帰国されたそうですが、帰国したら、信じられないことが起きました。

帰国して数日後に生まれた、2番目の子供の性別が変わったのです。

 

師匠は、その占い師に、生まれてくる子供は、女の子だと言われました。

しかし、日本を発つ前に、病院で男の子だと告げられました。

横からみたら間違いはあるけれど、正面からみたので間違いない、と説明されていたそうです。

でも、その占い師は「あなたには、必ず女の子が生まれるはずなんだ」と言われました。

帰国して、出産には立ち会ったので、間違いなく師匠の子で、そして女の子だったそうです。

とりあげた先生も「こんなことは初めてです!」と驚いていました。

この時が、師匠の人生が変わったきっかけでした。

それから、占いなんて知らない人が見ても、驚くほどの勢いで人生が変わっていったとのことです。

 

そして5年後。

師匠は、かつて聞いた通りになっていました。

一番驚かれたのは、会社を黒字に変えて、占い師になったことだそうです。

5年前の師匠は1億の借金を抱えていましたし、会社をやめるなんていう発想すらありませんでした。

それが、すべて変わったのです。

 

すべては「一気」からでした。

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