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2023.01.16

霊感と霊能④

自殺も地縛霊になりますが、理由は別の意味なので、死んで楽になろうと思って自殺しても、地縛というペナルティをもらったのでは、楽になるどころか別の苦しむが増えて、何の意味もないことになります。

「浮遊霊」に対して、1ヶ所から動けなくなっている霊のことを「地縛霊」といいます。

殺人や事故など、急激あるいは予測できない突然の死で、死んだことを理解できない状態で亡くなった霊が多いようです。

また、自殺という自分で選んだ死も、地縛霊になるようですから「自殺をして楽になろう」なんて考えは捨ててください。

”あの世”にも行けない魂になるだけです。

 

昔、宜保愛子さんが、事故で死んだタクシー運転手の霊を、その方の仏壇で供養している番組をテレビで放送していて「この人は、何をやっているんだろう?」と、師匠は、師匠の霊能の先生と話しながら見ていたそうですが、後日、その人の霊を現場で見たという証言が出てきて「成仏なんてしていない」ということになりました。

地縛霊は現場から離れられないので、仏壇で供養しても意味がないわけです。

 

自殺も地縛霊になりますが、理由は別の意味なので、死んで楽になろうと思って自殺しても、地縛というペナルティをもらったのでは、楽になるどころか別の苦しむが増えて、何の意味もないことになります。

以前、ご主人が事故で亡くなったと聞いていた家に、別の相談で行きましたら、ご主人の使っていた部屋に霊気を感じるので「ご主人は自殺だったのではないのですか?」と訊きましたら、びっくりして「そうです」と言われました。

田舎のことなので、自殺ということは伏せていただのですが、12年間もそこで地縛霊になっていたわけです。

 

時々、1階で人が殺されたマンションの5階で「霊を見た」という話がありますが、あれはそこが霊の通り道になっていることによる浮遊霊がいるか、まったくのウソだと思います。

1階で殺されたのなら、1階に出るのが地縛霊だからです。

 

地縛霊というのは、自分が死を理解したり、持っている怨念や執着を捨てないと”あの世”に渡れないのですが、長い年月のうちには、そういう気持ちも薄まるので”この世”への執着もなくなって、「永遠に地縛」というわけではないようですが、自殺だけは、あの世に行っても、すんなり「来世の準備」にはならないようなので、自殺は絶対にしてはいけません。

 

師匠の家の近くには、戦争で亡くなった人を集めて焼いたところがあるのですが、原爆という一瞬の死だったので、いまだに国民服姿の人の霊を見たという人が何人もいて、戦後70年以上も経つのに地縛が解けていないことになります。

ただ、これは「神の罰」ではありませんので、本人が死を受け入れれば、地縛は簡単に解けます。

哀れだと思いますが、本人や家族の依頼がない限り、供養はやってはいけないというルールがありますので、何にもできないわけです。

つづく

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