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2023.03.12

霊感と霊能⑤

「霊とはそういうものだ」という自分の先入観があって、自分というフィルタを通してみれば、そういう霊しか見えていないので、マイナスの存在であれば、人ではないものも人間に見えてしまう可能性もあるわけです。

”霊能”のある人はあまりいませんが、”霊感”のある人は結構います。

”霊感”のある人というのは、霊を見たり、感じたりすることがあるようですが、厄介なのは「見てしまったり」「感じてしまったり」することです。

”霊能”の場合は、訓練をすれば「見よう」と思えば見えたり、「感じよう」と思えば感じることができるようになりますが、”霊感”のある人は、本人の意思に関係なく能力が発動されてしまうので、それこそ街を歩いていても見えるので大変みたいですが、ここまでのことが起きるのは、かなり「霊感の強い人」で、「普通の霊感」では、そこまでのことはないようです。

 

能力は能力として仕方ないのですが、これに生き方がついてくると、ちょっと厄介に思います。

「見えてしまう」ということは、無意識にマイナスの存在(霊)を受け入れてしまっておりますので、霊が好きな人はいいのですが、仕事にでもしない限り、邪魔になって仕方ないわけです。

それなのに「無意識に受け入れている」ということは、「嫌なものを拒絶する」気持ちが弱いわけですから、他のマイナスの人や出来事も受け入れてしまうことに繋がりますので、ネガティヴな人生になる人が多いようです。

こういう人には「『No!』というやさしさをもちなさい」とアドバイスしております。

 

ただ、問題は、霊感が強いだけなのに、霊能(変える力)があると勘違いしてしまっている人が多いということです。

霊能も霊感も、それぞれ干支をみればわかるのですが、みんなが干支を読めるわけではありませんので、ニセモノが横行してくることになります。

また、悪気はなくても、人間以外のものも勘違いしてしまうので、その見分ける力が必要になります。

 

霊感の強い人を心霊スポットに連れていくと、男なら武者姿、女なら若い髪の長い俯き加減の女性が見えるとよく言います。

「若くて、ショートカットで、ミニスカートを履いた明るい女の子は見えないの?」と訊いても「見えない」と言います。

それは「霊とはそういうものだ」という自分の先入観があって、自分というフィルタを通してみれば、そういう霊しか見えていないので、マイナスの存在であれば、人ではないものも人間に見えてしまう可能性もあるわけです。

 

ですから、本当の霊感を身につけるためには、そんなふうに見せているフィルタをとってしまうことが必要なのです。

つづく

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