占いコラム
先祖供養
2023.05.29
先祖供養の後に大切なこと

知らないで過ぎた30年の宿題を、お金を払って他人(私ども)に解決してもらったのに、問題の意味を知ってからの3年間、何もしなかったことを先祖は許してくれなかったということです。
近年、先祖供養に取り組まれる方が多く、よろこばしいことなのですが、大事なのは、その後なのです。
先祖供養というのは、家系の根本である先祖を供養することで、子孫繁栄の元になります。
しかし、なぜ先祖供養なんてしなくてはいけないかと言いますと、先祖を大事にしていないことによって、いろいろと歓迎されない現象が起きたり、予知されるからで、きちんと先祖が供養されていれば、そういう問題は起きないわけです。
先祖が原因で起きる問題は決まっていて、ガンや頭の病気、いじめや登校拒否などの子供の問題が該当します。
「そんなバカな!」と思われる方もいるかもしれませんが、そういう問題で来られる方に「年忌供養はしていませんね」とか「定期的なお墓参りはしていませんね」と訊くと、ほぼ100%「はい」と答えられます。
先祖の苦しみをとってあげられる(供養)のは、生きている人だけなのですが、ずっとそういう問題を放置しておいて、「来年からきちんとやりますから、よろしく」なんて都合のいい話では済まなくなりますので、一度は過去のお詫びをして、先祖に詫びなくてはいけなくなりますので、そこは私どものようなプロの仕事になるわけです。
私どもが供養しますと、普通では起きない現象が起きますので、「普通では起きない現象が起きたら、供養が通ったと思え」という言葉で言われるように「供養ができた」と解釈するわけです。
問題はそこからで、供養が完了しましたら、それからは自分の仕事として供養を続けていかなければなりません。
自分のやる仕事というのは、定期的なお墓参りと年忌供養なのですが、これをやらないと、そこから問題を積み上げていくことになりますので、厄介な問題が起きることになります。
これは何人にも起きた実話なのですが。
以前は知らないで先祖の問題を放っておいたわけですが、医学では説明のつかない問題や、家族に苦が起きて相談に来られてた方がいて、先祖に起因する問題だとすぐにわかりましたので聞いてみますと、お父様が故郷から出てきて30年くらい、お墓も放りっぱなしだということでした。
それで、先祖供養を含め、いろいろな問題の対処をして、現象もおさまって、「これでやることは全てやりましたが、これからお墓参りだけは、きちんと行ってくださいね」と言って別れました。
それから3年経って、その方がまた来られました。
聞いてみると、ガンの宣告を受けたそうで、「先祖供養もしたのに、なぜガンになるんですか!?」と不満そうに言ってきました。
私は「お墓に行っていませんね?」と訊きましたら、「父に『一緒に行こう』と言ったら怒ったので、行っていません」との答えでした。
私は「子供じゃあるまいし、中年にもなって、新幹線を使えば日帰りできるところに、3年も行っていないなんて先祖が許してくれるわけはない。以前は知らなかった問題だけど、あなたはわかっていたわけだから、それで行かなかったあなたを、先祖は許してくれるわけがない」と伝えました。
「お墓は”祀り”を欲しがる」といいまして、誰も来てくれないお墓の先祖は、祀り(葬式)を起こしてでも墓に来させようとしますので、こういうことが起きるわけです。
この方は簡単に治るガンだったのに、それでも墓に行かなかったので、結局、どんな治療も効果を出さずに命を落とされました。
知らないで過ぎた30年の宿題を、お金を払って他人(私ども)に解決してもらったのに、問題の意味を知ってからの3年間、何もしなかったことを先祖は許してくれなかったということです。
供養の世界には「先祖に三行半(絶縁)を突きつけると、先祖から三行半を突きつけられる」という言葉があるのですが、それが現実になったわけです。
どれくらい待ってくれるかは先祖次第なのですが、それは、ある日突然やってきます。
皆さんも、供養の後を大切になさってください。
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