占いコラム

開運

2020.03.22

ルルドの泉

今でもルルドには、世界中から難病の人が訪れて、当然、日本から行く人も多いのですが、治る人も治らない人もいるので、ある科学者(実在の方ですが、名前を忘れました)が、その差はどこにあるのか検証しました。

開運についてのコラムをいくつか書いてきたわけですが、開運を否定しているわけではなくて、あまりにも信憑性がないものや、話の出所が確かでないものが圧倒的に多いということを申し上げているだけでして、私自身も開運を経験したこともあります。

その開運は別の機会に譲りまして、今回は「奇跡」の話をしようと思います。

眉唾ものの奇跡が圧倒的に多いのですが、私にとって奇跡とは「非常に起きにくいけれども、条件さえ整えれば起きるもの」と捉えておりまして、私の周りには、人に話したら石を投げられそうな、信じられない経験をした人は何人もいます。

いくら事実でも、私の周りの人に話をしたところで「本当ですか〜?」と言われるのがオチなので、今日は世界的に有名で、カトリック教会も奇跡と認めた「ルルドの泉」の話をしましょう。
「ルルドの泉」は、テレビでも何回も取り上げられたことがありますね。

ルルドというのは、南フランスの寒村で、1858年2月11日に14歳の少女、ベルデナットが聖母マリアに出会った村の出来事です。
聖母マリアは18回出現し、ベルデナットの死後も、この村で空にカメラを向けると、目で見てもわからないのに、カメラには空に浮かんだ十字架とか、聖母らしき人の姿がカメラに残ったりしていて、それこそ奇跡なのですが、最大の奇跡は、9回目の出現のときに起きました。

聖母マリアは、ベルデナットに洞窟前の地面を手で掘るように指示し、ベルデナットが言われる通りにすると、そこに泉が湧きました。
これが「ルルドの泉」で、いつの頃からか、この水を飲んだ人の難病が治るということが世界中に知れ渡りました。
空の十字架とともに、ルルドは「奇跡の起きる街」と言われるようになりました。

カトリック教会というのは、奇跡の認定はなかなかなくて、数百年を要するものが多いのですが、ベルデナットの遺体が死後数十年間、教会の安置でも腐敗しないことで、ベルデナットの死後、約70年で異例の奇跡の認定をしました。

今でもルルドには、世界中から難病の人が訪れて、当然、日本から行く人も多いのですが、治る人も治らない人もいるので、ある科学者(実在の方ですが、名前を忘れました)が、その差はどこにあるのか検証しました。

 

すると、

①治る人は完治する。

②ある日、突然病気が治るのではなく、通常なら、治るとしても数年間かけて起きる過程が、ごく短期間に短縮して起きる。

③治った人は、嫌々連れてこられた人ではなく、「これしかない!」と賭けてきた人だった。

ということでした。

 

やはり奇跡が起きる条件というのはあったわけです。

 

日本でも「奇跡」というか、「おかげ」という話は確かにあるのですが、おそらく、皆さんがパワースポットと捉えているものではないし、場所さえ説明しにくいところがほとんどなので、今回は世界的に有名なルルドを取り上げました。

皆さまにおかれましては、どうか眉唾ものの話に振り回されないでください。

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