占いコラム
人物
2020.03.03
SMAP
武蔵野算命塾では、新しい企画としまして、ミュージシャンやアーティスト、芸能人の歴史を振り返ったり、その人の鑑定をし、紐解いていきたいと思います。「Entertainment World’s History」第1回目は、先日個人事務所の設立を発表しました中居正広さんの所属していたSMAPについて取り上げてみようと思います。SMAPの解散は、我々に何を教えてくれているのでしょうか。
SMAP
1988年4月 結成
1991年1月1日 武道館で最初のコンサート
中居正広 1972年8月18日生まれ
年 一白水星 壬子
月 二黒土星 戊申
日 四緑木星 辛巳
申酉天中殺
木村拓哉 1972年11月13日生まれ
年 一白水星 壬子
月 八白土星 辛亥
日 七赤金星 戊申
寅卯天中殺
稲垣吾郎 1973年12月8日生まれ
年 九紫火星 癸丑
月 四緑木星 甲子
日 六白金星 戊寅
申酉天中殺
森且行 1974年2月19日生まれ
年 八白土星 甲寅
月 二黒土星 丙寅
日 七赤金星 辛卯
午未天中殺
草彅剛 1974年7月9日生まれ
年 八白土星 甲寅
月 六白金星 辛未
日 四緑木星 辛亥
寅卯天中殺
香取慎吾 1977年1月31日生まれ
年 六白金星 丙辰
月 三碧木星 辛丑
日 七赤金星 戊子
午未天中殺
SMAPは1988年、三碧木星戊辰年の三碧木星丙辰月の結成です。
驚いたのは、天中殺は6種類しかなく、5人(結成時6人)のメンバーで3種類の天中殺を持っているにもかかわらず、結成の年と月がメンバーの誰の天中殺にもあたっていないということです。
また九星もばらついております。
こういうメンバー構成は、誰かが悪い時は、必ず運気のいい人がいて、カバーできることになりますから、占い的に観ても理想のメンバー構成といえます。
SMAPが大成功し、長続きできたのは、こういうところに理由があったように思います。
ジャニー喜多川さんのカンの鋭さには驚きました。
あれだけの成功をされた方には、理由があるということです。
さて、解散を発表しましたのは2016年8月、活動の最後は2016年12月でしたが、そもそも解散という衝撃が全国に走ったのは2016年1月のことでした。
2016年1月というのは、占いの世界ではまだ2015年度です。
そしてこの2016年1月は、三碧木星乙未年の三碧木星己丑月でした。
報道では「1991年のデビューから25周年」ということを言っているようですが、結成の年と同じ三碧木星年の三碧木星月に解散騒ぎが起きていることに意味を感じます。
グループの総決算の年になったということです。
グループやチームを観る場合は、中心選手と統括する人の運気を観ます。
その意味でSMAPは、リーダーの中居さんと木村さんが中心のグループだったと思います。
解散の真相は、元女性マネージャーがジャニーズ事務所を追われるときに、SMAPを連れて独立することを画策しましたが、中居さんと木村さんはジャニーズ事務所に残ることを選んだことで、グループの空中分解が起きたということです。
その時に1番強くマネージャーについて行こうとしたのは、最年少の香取慎吾さんでした。
中居さんと木村さんのお二人は一白水星の方ですから、騒動がおきました2016年1月(2015年度)は年盤でも月盤でも東に入って暗剣殺を受けております。
東には「新しい展開」という意味がありますが、「若い人」という意味があり、そこが暗剣殺を受けているということは、「若い人から迷惑をかけられる」ということを意味しております。
香取慎吾さんはグループの最年少で、騒動のあった2016年1月(2015年度)は未年で天中殺年であった(冷静な判断ができず誤る)ことと、実際に解散の発表、活動の最後となった2016年度は「離宮」に入った(=元の組織と別れる)わけで、そのことを占いも示しております。
こういうことから考えると、解散が絵にかいたように進んでいったことがわかります。
この判断が正しかったのかどうかは、その後の5人の仕事を見れば明らかでしょう。
※当時、私はラジオでその後の香取さんが心配だということを申し上げておりました。
木村さんと中居さんは相変わらずテレビの画面に登場しているのに、稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人は、九州のローカル局の1番組だけだそうです。
このことは、私たちに教訓を与えてくれていて、占いを勘違いしている人は、「離宮に入っていたのだから解散も仕方ない」と解釈しそうですが、それだと占いに振り回されていることになります。
占いはあくまでも道具です。
離宮に入ったときに、そういう話が起きるのは仕方ないことなのですが、「では、どうするか?」と考えればよろしいわけです。
中居さんは先日、個人事務所の設立を発表しました。
「いい時に独立するんだろうな」と思いながら調べましたら、今年は変化宮に入っておりました。
変化宮の年は、「変化を持たせても良いのですが、お金をあまりかけない、過去の経験に基づいた変化」が良しとされますので、タレントも社長も社員も自分だけの事務所で、まさにピッタリなわけです。
この対比で、香取さんたちの選択は間違っていたことは明白です。
解散の時の決断といい、今回の独立といい、その選択は偶然ではないのです。
その証拠に、木村拓哉さんだって、いい仕事をしているじゃないですか。
もちろん占いを知っているわけはない(高度だから)し、つまりカンがいいのですよ。
みんながカンがいいわけではありませんが、だからこそ占い師を活用していただければと思うのです。