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政治
2020.10.23
菅総理の思惑
一国の総理が口にした以上、携帯各社も無視するわけにもいきませんが、「4割カット」などできるはずはありませんから、「な〜んだ、これくらいか〜」という結果に落ち着くのではないかと思います。
連日、日本学術会議問題で菅総理の消化不良の答弁が、報道され続けております。
この方は、安倍内閣の時も見え隠れしておりましたが、議論の根拠をはっきり示さない、それで持って高飛車な態度に出るという癖が、安倍首相の番頭のときならまだしも、自分が権力を握るとさらにエスカレートしてしまったようです。
菅総理は10月・11月が天中殺ですから、何か失態を演じることは、このコラムでも書きました。
権力者が1番やるのが失言ですから、まさにその通りになっているわけです。
菅内閣の支持率は、就任当時は70%を超えておりましたが、毎日変わっていく態度を見ていると、「これは結構早く支持率が落ちるな」と思っていたら、急降下になってしまいました。
10日前くらいで55%ですから、2ヶ月で20%近く落ちたことになり、これに天中殺が拍車をかけて、もっと落ちていくだろうと思います。
以前も申しましたように、菅総理には「政治の星」がひとつもないわけで、「菅なら操りやすい」という安倍元首相と、自民党の二階幹事長の都合で総理になっただけで、そこに天中殺が重なったわけですから、多くは期待できないでしょう。
国民の一番の関心事は、コロナ対策にどれほど思い切った手を打つのかなのですが、蓋を開けてみれば、トラブル続出のGo To Travellキャンペーンの継続と、できもしない携帯電話料金の大幅値下げばかりです。
菅総理は10月・11月の天中殺は伝達本能(電話)の天中殺ですから、そういうことを言い続けてしまうのでしょう。
一国の総理が口にした以上、携帯各社も無視するわけにもいきませんが、「4割カット」などできるはずはありませんから、「な〜んだ、これくらいか〜」という結果に落ち着くのではないかと思います。
本当は、こういう大胆な政策を行おうとするときは、運気の強い時にやるべきなのですが、どうもチグハグです。
私は、かつて民主党が天中殺で政権を握ったとき、やたらお金の話で公民を煽って、蓋を開けてみたら期待外ればかりだったということを思い出します。
あまり期待し過ぎないようにしましょう。
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