占いコラム
風水
2020.04.18
風水のあまり聞けない話【6】

ところが、最近は日本でも、いびつなお墓を建てる人が増えてきて、球体とか、音楽の譜面のようなものをのせることがあります。 あれはあれで、本人が亡くなった後に遺族が形を決めているわけで、それも亡くなった人は、お墓と認識しないわけです。
正しいお墓とは「三段墓」です。
棹石(「○○家之墓」と書いてある1番上の石)の下に、2段の土台が入る形です。
ある地方で、私の師匠が、老舗のお墓屋さんに、お客さんを集めての講演を頼まれた時に、あらかじめお墓屋さんに、大きなお墓を建てている人を聞いておいて、その方を指名して「お墓の絵を描いてもらえますか?」とお願いしましたら、「私の家の墓ですか?」と訊かれたので、「どんなお墓でもいいですから、あなたがお墓だと思う絵を描いてください」と言いましたら、自分の家の立派なお墓ではなく、普通の三段墓の絵を描かれたそうです。
実はこれは偶然ではなく、いろんなところで実施しても、ほとんどこうなるのです。
つまりこの方は、自分の家での立派なお墓ではなく、三段のお墓をお墓だと思っていて、そう思って、いつか亡くなるのです。その時に、自分がお墓だと思っていないものが建っていたら困惑しませんか?
お墓の授業ではないので、あまり詳しくは書けませんが、そういうお墓を建てているいくつかの家には共通の現象が起きています。
私どもは、その因果関係を知っているだけなのです。
私の師匠があちこちで講演をしたり、お墓に立ち会っているのを見て、お墓屋さんがお付き合いを申し込まれてくることは多々あるのですが、ほとんど離れていかれます。
私どもが「高いお墓を建てろ」どころか、「安いお墓で十分」と言うからです。
大きいお墓を建てたり、いい石を使うから成仏するのではないのです。
それだったら、お金持ちしか成仏しないではありませんか。
「西洋では、みんな十字架ではないか?」という人もいます。
あれは、西洋人は十字架をお墓だと思って、生きて亡くなる事を何百年も続けていて「十字架がお墓なんだ」と民族の潜在意識に刷り込まれているからです。
ですから西洋人は「お墓の絵を描いてください」というと、十字架の絵を描くのです。
日本で暮らしたからといっても、その人のお墓を三段墓にしたら、「こんなのお墓ではないよ」ということになるわけです。
ところが、最近は日本でも、いびつなお墓を建てる人が増えてきて、球体とか、音楽の譜面のようなものをのせることがあります。
あれはあれで、本人が亡くなった後に遺族が形を決めているわけで、それも亡くなった人は、お墓と認識しないわけです。
なぜなら、亡くなった人も、生前「お墓の絵を描いてください」と言われたら、三段墓の絵を描いているはずだからです。
ただ例外は、普通のお墓ではなくても、その地方の特有のお墓で、昔からその辺りは、みんなが建てているものと同じお墓というのは、理論に反していても大丈夫です。
なぜなら、その地方の人は、それがお墓だと思って何百年もやってきて、それが潜在意識に刷り込まれているからです。
風習は理論に優先します。
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