占いコラム
政治
2021.09.05
菅総理の総裁選不出馬
昨年の今頃は、支持率が70%を超えていたのに、現在は20%台というところが天中殺の怖さで、天は日本国の天中殺で就任した総理を許さなかったということです。
菅総理が9月3日(金)午後、自民党総裁選への不出馬を決め、事実上の退任となりました。
この背景を占術で観ると、「なるほど」と頷ける出来事だったので紹介したいと思います。
菅義偉 1948年12月6日生まれ
. 日 月 年
十干 乙 癸 戊
十二支 丑 亥 子
前日まで、総裁選にやる気満々だったわけですから、この決定に顔をしかめている人も多いと思います。
菅総理個人は戌亥天中殺ですが、昨年の8月という日本国の天中殺で自民党の総裁(事実上の総理大臣)に選出されたわけですから、申酉天中殺の影響も受けることになります。
8月は地元で支援を表明した候補が、横浜市長選で惨敗するところから始まって、一気に菅政権の雲行きが怪しくなりました。
内閣支持率も、危険水域の30%どころか20%台という、政権を維持していること自体が奇跡のようなところまで落ち込み、反対に不支持率は、普通支持率と数パーセントの差の数字が、20%近く開くという具合に急降下したわけです。
さまざまな新型コロナウイルス政策の不手際が災いして、自民党内部でも批判が続出し、「このままでは10月の衆院選は惨敗する」という不満が爆発しました。
菅総理の命式を観ますと、生まれ月の「亥」と、8月の「申」が、「害」というマイナスの組み合わせにあたっております。
「害」というのは、ストレスが増大して、通常の生活が送れなくなることですが、そうはいっても、前日までやる気満々だったわけですが、9月3日は四緑木星日で、菅総理の星は「急展開」というところに入っておりましたので、この決断になったのでしょう。
星の動きから考えますと、おそらく(前日ではなく)当日の決断だったはずです。
生まれ月の「亥」が「害」にあたっております。
生まれ月というのは身近な仕事、生まれ年というのは会社のような仕事を指しますから、10月の総裁選よりも、身近な自民党総裁選の方がストレスになって、「負けるより辞任(自分から辞める)」を選んだのだと思います。
昨年の今頃は、支持率が70%を超えていたのに、現在は20%台というところが天中殺の怖さで、天は日本国の天中殺で就任した総理を許さなかったということです。
さて、次は誰になるか?
算命学の未来論で観ますと、それが活かせるか・活かせないか、良いか・悪いかは別にして、攻撃精神の強い前進力がある人がなるはずです。
興味を持って見守りましょう。
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