占いコラム
先祖供養
2021.09.16
悟空の言葉
先祖供養をすることは、自分の先祖だけならず、すべての生命に感謝を伝えたことになりますから、すべての命を味方にすることができるのです。
先祖供養をされた方は、「何か不思議な力に助けられている」と感じたことがあると思います。
それを「先祖のおかげ」と解釈されている人も多いようです。
不思議な現象を見る人もいます。
よく説明を求められるのですが、先祖が感じさせているものなので、決まっているわけではありませんから「おそらく」という回答が多くなってしまいます。
さて、その先祖供養を算命学的に考えてみましょう。
先祖供養(「お墓参り」とは、ちょっと違います)は、先祖に感謝し、先祖がこの世で昇華仕切れなかった(残した)苦を消してあげることです。
誰にも、お父さん・お母さんがいて、その上には、またお父さん(おじいさん)・お母さん(おばあさん)がいて・・・、そのずっと繋がったものを、先祖と呼んでおります。
先祖供養をするときですとか、行った後に、「お幸せに」とだけ口に出して伝えてもらうのは、先祖の成仏を祈るだけではなく、自分の言葉を自分の脳に届けていることになるからです。
つまり「お幸せに」という言葉は、先祖に向けられていると同時に、自分にも向けられていることになります。
先祖をず〜っと辿ると、あなたの家系の最初の先祖にたどり着きます。
しかし、その先祖にも必ず、お父さん・お母さんがいます。
それも遡ると、最初の人間に辿り着くはずです。
その前には人間ではないかもしれませんが、別の生命(いのち)があるのです。
そして、その前にも生命があり、ずっと辿ると、この世で最初の生命にたどり着きます。
先祖供養で、ただ「お幸せに」と述べることは、「私より前の命」に「お幸せに」と言っているのです。
供養された先祖は、必ずお返しをしてきます。
とはいっても、魔法ではありませんから、「なぜか、こうなった」とか「(やってはいけないことを)なぜか思いとどまった」という感じですが、不思議と「なぜか」という言葉がつくものになります。
もっと具体的な出来事もあるのですが、それには個人差があります。
つまり、先祖供養をすることは、自分の先祖だけならず、すべての生命に感謝を伝えたことになりますから、すべての命を味方にすることができるのです。
「ドラゴンボール」で悟空が、最後の戦いに向かう前に、
大地よ、海よ、空よ。
オラに元気をわけてくれ!
と言って、全てのエネルギーを味方につけて勝利します。
そういうことが起きるわけです。
そして、自分に言い聞かせているわけですから、自分の脳は、いつもすべての命に感謝しているようになるわけです。
先祖供養をきちんとしている家では、出世するとか、なぜかいじめが起きないとか、登校拒否が起きないとか、そういう供養と関係ないことが不思議と起きるのは、そういう力が味方してくれているような気がします。
仏教では、あまり聞けない、先祖供養の算命学的解釈でした。