占いコラム
開運
2020.02.01
私どもにとっての「開運」
師匠は「開運」という感覚は持たれなかったそうです。 ただ、変えたかった。 そうしたら、人からみれば、大変な開運になっていて、気がついたら占い師になっていました。
いろんな方が「開運」といいますか、人生を変えたくて、私どものところに来られます。
劇的に変えた方もいらっしゃいますし、そうでない方もいらっしゃいます。
私の師匠も、かつてはそういう時期があったのですが、師匠と同時に大師匠に教えられた弟子仲間がいて、師匠は劇的に変わりましたが、彼らはそうでもなかったそうです。
もちろん、今日の取引とか、人間関係の修復とかの短期的な問題には効果があったのですが、もっと大きな問題、例えば「大きな金運をつけたい」とか、「人生そのものの流れを変えたい」という大きな問題には効果を発揮しなかったようです。
断っておきますが、師匠が仰るに、師匠自身は出来のいい弟子ではなく(とご本人が仰っておられます)、明らかに師匠より出来のいい弟子は何人もいたそうです。
15人の兄弟弟子がいたそうですが、結果的には師匠以外は、誰も占い師になれなくて、「自分の人生を変えたい」という望みしかなかった師匠が、占い師になってしまったというわけです。
「占いに難しいものは何もないよ。自分で考えることなどなくて、すべて先人(せんじん=昔の人)が教えてくれたことを、教えられた通りに実行するだけだ」と言ってくれた大師匠がいらっしゃったわけです。
師匠は、その通りに努力されたそうです。
占いの知識を、師匠より早く習得していく仲間は何人かいたそうですが、師匠は「自分は絶対に変わる!」と信じていたそうです。
そして、周りの弟子をみて「絶対に変わらない」ということも確信していたそうです。
師匠は、ご自身が頭が悪いことは実感されていたそうでしたので(とご本人が仰っておられます)、弟子入りしたとき、大師匠に「自分は頭が悪いので『自分で考えろ』と言われても無理だけど、教えてくれたらなんでもやります」と言って、教えを請うたそうです。
そうしましたら、大師匠は「やれば変わる!」と言ってくれたそうです。
そして、弟子入りしたその日から、大師匠がいうことを100%まもりました。
やってみたら難しいことは何もなかったので、「できません」と言ったことは一度もなかったそうです。
言われた通りにすると、小さなことからだんだんと変化が訪れるので実感があったそうです。
最初は自分のことだけやっていたのですが、師匠の変化に気づいた周りの人から聞かれ始め、それに応えているうちに、いつしか周囲から「先生」と呼ばれるようになったそうです。
5年経ったら、占いの仕事も来るようになっていたし、本業と同じ収入を、占いの仕事でもらえるようになったそうです。
10年経ったら弟子ができて、占いだけで生活ができるようになりました。
実際にいろいろなことに変化が起きるわけですから、その10年の間に占いの凄さを実感して確信を持たれたわけです。
師匠は、師匠ご自身に起きたことを教えているだけという感覚だったそうです。
師匠の兄弟弟子は、机の上で占いの知識を得ているだけで、実感も確信もなかったので自信が持てなくて、人に話す言葉にもパワーが入らないので、結果的に相談者はほとんどいなかったようです。
師匠は、人に宣伝などされたことがなく、ほとんど口コミだけでしたが、ご自身に起きた事実と、ご自身で確かめてみたことしかお話をしてこなかったわけですが、依頼・紹介が途切れることはありませんでした。
結果、気がついたら占い師になっていたのです。
どこが違っていたかというと、例えば、皆さんは祐気取り(吉方旅行)に何回いきましたか?行ったことがあるという方は思い出してみてください。
師匠は「祐気取りは、2年から3年かけて、定期的に計画的に行うものだ」と教えられ、その通りにされました。
師匠の兄弟弟子は、1回か2回でやめて、また「別の手段は?」と魔法でも探すようなことをしていたそうです。
1回や2回で「祐気取りをした」と思っていませんか?
師匠の兄弟弟子は、言われた通りしなかったし、いろいろなことに手抜きをしていたのです。
違いはそこだけです。
師匠は「開運」という感覚は持たれなかったそうです。
ただ、変えたかった。
そうしたら、人からみれば、大変な開運になっていて、気がついたら占い師になっていました。
占い師になろうと思っていなかったそうですが、時間に縛られず、人から指図されない自由は欲しがっていたそうです。
それを実現したとき、仕事が占い師になっていたというだけだそうです。
「導かれた」というのが実感と仰っております。
そんな師匠に私も出会い、同じような歩みをしていることに、ある時気づきます。
当時一緒に勉強を始めた東京の仲間は、誰一人残っておりません。
師匠から「こうしたらいいよ」と言われることを、「わかりました」とやってきただけです。
自分が変われたらいいなと思っておりましたが、占い師になろうと思っていたわけではありませんでした。
しかし、私も師匠と同じように、気がついたら占い師になっておりました。
私もまた、「導かれた」ということなのかなと感じております。
開運 の関連記事
-
ルルドの泉
今でもルルドには、世界中から難病の人が訪れて、当然、日本から行く人も多いのですが、治る人も治らない人もいるので、ある科学者(実在の方ですが、名前を忘れました)が、その差はどこにあるのか検証しました。
-
願いをかけるコツ
よく新年に、若い子が「今年は○○ということを神様にお願いしたんです」と言いますが、私は「いいですね〜。で、そのためにあなたは何を始めるの?」と聞きます。 意地悪な質問でもなんでもないのです。 それがわかっていなくて、何かを手に入れることの方が怖いのです。
-
神社とのつきあい方
神様は、皆さんの願いを聞いてくれるほど暇ではないし、実際にたくさんの人の話を聞いていると「神の助け」が入ったとしか思えないことも多々あるのですが、それらは共通して「一生懸命頑張っている」ときです。 「神様に頼んだから大丈夫」なんてことは、ないということです。
-
パワースポット?
結婚できたことが、幸せになれるかどうかは別問題ですし、また、お金が不幸の始まりになることもあります。 それは、パワースポットや神社に行った方位や、「おかげ」をもらったタイミングを観ればわかります。 なぜなら、占いは自然のエネルギーを読んでいるものであり、神も自然の一部だからです。