占いコラム
仕事
2022.11.21
就職の方位
占いでは「若い頃は相剋をつかえ」という言葉もあるのですが、それは「年をとったら失敗させるわけにはいかないけれど、若い頃は失敗をさせて、そこから学ばせた方が強くなる」からです。
昔も今も、就職・転職のご相談は多いのですが、当然、ご相談を受けますと、吉方や適職の指示をさせていただきます。
これは、お金をお預かりしている以上、冒険をさせるわけにはいかないからです。
内訳は、新卒以前の場合は、親からのご相談が9割で、新卒の初めての就職時期にはほとんどゼロで、転職については本人からのご相談が9割以上を超えるという、興味深い特徴をしております。
つまり、就職前には親が気になって聞いてこられますが、子供に指図できない親が多いので、回答が伝わっているかどうかは疑問で、「いざ就職」となると本人任せで、就職に失敗している人が多いようです。
データを観ますと、就職して3年以内の転職が7割ですから、転職にまで踏み切れない人を考えると、大半が就職に失敗していることになります。
実際に就職してみないと、その会社のことはわからないのは無理もないのですが、占いの技法を使うと、ある程度の予想をすることはできます。
少なくとも、誰もが使えない(五黄殺や暗剣殺などの)方位で就職して楽しく働けることは絶対にないわけですから、そういう意味では参考にしていただければと思いますが、問題は大凶方位ほどではなくても、自分と相性が悪い方位に適職の会社があった場合です。
占い用語では”相剋(そうこく)”というのですが、わざわざ好んで使うことはないのですが、使い方次第では、”有終の美を飾れる方位”と言われております。
”相剋”というのは「今のままではダメですよ」と嗜められるという意味がありますので、多少の辛さは付きまといます。
それに耐えられるかどうかは本人次第なので、全員に勧めるわけにはいかないのです。
占いでは「若い頃は相剋をつかえ」という言葉もあるのですが、それは「年をとったら失敗させるわけにはいかないけれど、若い頃は失敗をさせて、そこから学ばせた方が強くなる」からです。
これは算命学の”人生の入口と最終目的地”の理論を加味すると、就職に関しては最強の理論になりますが、その前に「親の言うことに、耳を傾ける姿勢」が前提になります。
あなたは、そこは大丈夫でしょうか?