占いコラム
子育て
2023.05.11
登校拒否は史上最高なのに
原因から考えれば、改善しなければならないのは、子供よりも親なので、余計に始末が悪いわけです。
先日書きました、子供の自殺者が史上最高のニュースと一緒に、登校拒否も史上最高というニュースもみたのですが、それを知った私としましては「?」という感じでした。
新型コロナウイルスの影響で、家にいる子供が増えて、登校拒否が目立たなくなったこともありますが、新型コロナウイルスが落ち着いてきても「史上最高を更新」ということは、やっぱり登校拒否は増え続けていたということです。
最近は、登校拒否が増えておりますので、皆さんはこの事実をどのように感じていらっしゃるのか分かりませんが、このショッキングな事実をメディアがほとんど取り上げなくなっていることは事実です。
どうしてメディアが取り上げないかといいますと、登校拒否があまりにも多くなりすぎて、珍しい現象ではなくなったからです。
私どもが学生の頃は「登校拒否」なんて言葉はかろうじて知っているくらい、そういう現象はほとんど見当たらなかったのですが、今はクラスの数人が普通に存在するそうです。
私どもの周りにも、登校拒否の子を持った父兄が数名いますが、皆さん楽観的なのか、はたまた事実を直視できないのかわかりませんが、「いつかきっと立ち直ってくれます」と決まって言われて、安心されています。
登校拒否をした子が、なにもないまま、突然社会復帰をした話なんて聞いたことがないわけで、何歳になっても回復しませんので、社会全体の登校拒否と出社拒否の総数は増え続けております。
占いの世界では、登校拒否の原因はわかっていますから、外から見ていても「この家の子は学校に行っていない」というのはわかるわけで、その原因は増え続けていますから、現象としての登校拒否は増え続けるわけです。
「登校拒否の原因はわかりますよ」と言っても、訊いてくる親はほとんどいないわけでして、小学校・中学校は1日も登校していなくても卒業できますから、それが変な安心感につながっているようです。
学校に行っていないということは、社会生活ができないわけですから、その子の将来は真っ暗なのに、そのことは考えないようにしているようです。
また、そういう子は、自殺の危険性が普通の子より高いので、「きっと立ち直ってくれます」なんて呑気に言えないと思うのですが、みんな判で押したように言われます。
占いでは原因がわかっているので、可能性として改善できますが、何年も学校に行かなかった子は、それが普通になっているので、改善は難しくなります。
私どもが受けたご相談でも最長は3年ですが、実際には1年以内でないと、改善は難しいのかなと思います。
原因から考えれば、改善しなければならないのは、子供よりも親なので、余計に始末が悪いわけです。
でも、結婚が間違ったことが原因の登校拒否は、改善のしようがありません。
間違った結婚に気づいて別れても、登校拒否が改善することはありません。
どこが間違っていたかを、わかる占い師もあまりいないと思います。
ちなみに、天中殺ではありません。
子育て の関連記事
-
久々に不登校のご相談
私どもも占い師として、いろいろなご相談を解決するという仕事をしていますから、こういう問題を回避する方法は知っているのですが、今回のこの親には無理です。 だって、子供を叱って(怒るとは違います)育てたことがないのですから。 聞いてみたら「なぜ、わかるんだ」と言われたそうです。
-
矯正は20歳まで
親のさらなる間違いは、「この子は、いつか気づいて立ち直ってくれる」と信じ込んで、それで自分を慰めていることです。 そんなことは、実際にはありません。 その秘密は「引きこもりは50代が1番多い」というデータが教えてくれます。
-
朝ドラを観てみると
当然、ドラマでは学校に行ってくれないと困るので、そうなってしまうのでしょうが、問題は、このドラマを観ている人、特にこういう問題の当事者の親も、それを信じ込んでしまっているということなのです。
-
子育ての失敗③
生まれつき好き嫌いのある子はいないので、好き嫌いは親が作ります。