占いコラム
先祖供養
2023.07.16
年忌をやっている?

「重要性に気付いたので、今年からやります」というのは虫のいい話で、これまでやってこなかったことを詫びる必要はあります。
私の田舎の方では、地元のお寺さんが毎年、その年に年忌がくる家に連絡をしてくるので、普通にお寺と付き合いのある家は、年忌供養をきちんとやっているということになるのですが、同じ街でも、お寺離れをする家が増えていますので、最近は年忌供養をしない家が増えているそうです。
年忌供養というのは、人が亡くなって翌年とその翌年から4年後、6年後、4年後…と周期的に行う仏事で、50回忌まであります。
私も初めてこれを知った時「そんなに供養しないと先祖は成仏しないのか?」とか「お寺の金儲けの道具にされているのではないか?」と思っておりましたが、占いの世界に入って、この意味を知ると「むしろ必要」で、世の中の人が(知らないとはいえ)どれだけ年忌をやらないことで苦しんでいるのかを知りました。
年忌供養をやっていないために起きることはたくさんありますし、皆さんが信じようと信じまいと、そういう相談で来られる人に「おたくは年忌をやっていませんね?」と訊くと、100%当たっているわけですから、これが否定できない”事実”なのです。
ただ、わかりにくいのは、いくら年忌をやっていないといっても、現象が4年後、6年後…とすべてに起きるのではなく、家によって、どこかで爆弾のように発現するわけです。
そして年忌は1周忌から50回忌まですべてやって完成ですから、やっていない年忌があると、結局「年忌はやっていない」ということになります。
33回忌だけは、いろいろ弊害をいう人が多いので「33回忌だけはやった」という人は多いのですが、それだと他の年忌はやっていないことになりますので「結局、年忌はやっていない」ということになります。
また、33回忌はエネルギーが大きいので、50年待たなくても、33回忌をやらなかっただけで起きる現象も多く、「(信じていないけど)これだけはやる」という人も多いのですが、それもあまり意味がないことになります。
こういう話をしますと「そんなのは迷信だ」とか「科学的に証明しろ」という人が出てきて、仏事なので科学的でないのは当然なのですが、メカニズムにはわからないところがあっても、本人は何も知らない人に「おたくは年忌をやっていませんね?」と訊いて、外れたことはないわけですから、十分に科学的だと思うのですが、皆さんはどう思われますでしょうか?
実際に、世の中の人の諦めている現象の多くが、年忌をやることで回避できますので、怖れるような現象を避けるだけではなく、効果は大きいわけです。
ですから、私どもの会になんらかで関係して必要なことを済ませた家に、そういう問題は起きていないわけです。
これは確率100%なので、十分化学的ではないでしょうか?
ただ「重要性に気付いたので、今年からやります」というのは虫のいい話で、これまでやってこなかったことを詫びる必要はあります。
先祖供養 の関連記事
-
供養とは
お墓参りと先祖供養は違います。 お墓参りは先祖供養の一部ですが、「お墓参り=先祖供養」ではありません。
-
年忌⑤
原因があるから起きていることを、原因を取り除かないのに、現象だけ抑えることはできないわけで、この世とあの世には時間のズレがある(れっきとした物理学の理論です)ので、今年やった改善策で、来年起きる予定の年忌現象を避けることなど不可能です。
-
先祖の波が騒ぐ
このことを供養の世界では「先祖の波が騒ぐ」という言い方をするのですが、感覚的に言えば「供養をしてよ」と先祖が寄ってきて、肩を揺さぶっているような状態で、先祖というのはマイナスの気なので、生きている人間(プラスの気)にとっては、「生きることを邪魔する気」になりますから、それが現象として、ガンや頭の病気として出てくることになります。
-
年忌③
お母様のガンが治ったあと、まだ半分くらいの兄弟が残っていたので、説明されたそうですが、全員「偶然」で片付け、その全員が祖父の年忌の年にガンでになって亡くなられたそうです。