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2020.05.06

心を決定するもの

「良い環境」は「より良い心(発想)」を生みますが、「悪い環境」は「より悪い心(発想)」を生みます。 そうすると「良い環境の中で、良い人は育つ」ということがわかると思います。 つまり「人は環境のもとに成り立つ」のです。

前回の『心はどこにある?』の続きです。

18歳の高校生のあなたがいるとします。
25歳のOLのあなたがいます。
35歳で母になったあなたがいるとします。

全部あなたですね。
でも、みんな違いますね。
それは高校生であったとか、OLであったとか、母親であったとかいうことです。

 

課長だった人が、突然部長になったとします。
すると本人も何をやって良いのか戸惑うし、周りの人もうっかり「○○課長」と呼んだりしますが、3ヶ月も経つと、立派に部長の仕事をこなすし、周りも呼び間違えなくなります。

つまり「環境」が「人」をつくり、「心」を決定するのです。

「心」が決まると「行動」が決定されます。
例えば[お店を開きたい]→[資金を準備する]とか、[痩せたい]→[運動を始める]みたいなことです。

「行動」の先には、必ず「結果」が待っています。

 

「良い環境」は「より良い心(発想)」を生みますが、「悪い環境」は「より悪い心(発想)」を生みます。

そうすると「良い環境の中で、良い人は育つ」ということがわかると思います。
つまり「人は環境のもとに成り立つ」のです。

 

そうすると、勉強をしていない親が「勉強をしなさい!」と言っても通じないのに、勉強をしてきた親の子は、あまり言わないのに勉強をするという理由がわかると思います。

勉強をしてこなかった親は、どこかで「勉強なんて」と思っているので、その言動の中で(そうは言っていないかもしれないけれど)その空気が漂っています。

勉強をしてきた親は、ハイソサエティになっていることが多いので、子供は「うちの親は勉強したから、この生活があるんだな」と感じ取って、言わなくても勉強をするようになります。

 

では、勉強してこなかった親はどうすればいいかというと、子供と一緒になんでもいいから勉強をすればいいのです。
子供の周りに、勉強という環境を作ればいいのです。

 

私どもが、子供の受験の相談を受けるとき、「それで、お母さんは何を頑張りますか?」と訊きます。

お母さんが、テレビドラマを見ていてはいけないということです。

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