占いコラム
先祖供養
2022.11.14
祟り(たたり)とは

先祖の怒りを解くのは厄介なので、宗派変えはしないようにしましょう。 もしやっていたら、”お詫び”をして、早急に元に戻さなくてはいけません。
師匠が弟子入りして間もない頃、大師匠に怒られたことがあったそうです。
それは、師匠の現状をお話している時でした。
師匠の家は急死が多く、30代なかばまでに、ご自身が喪主を努める葬式を4回経験し、そのうち1回は師匠の生まれたばかりの息子さんでした。
菩提寺の住職さんにも「この年齢では珍しいですね」と言われる状態で、さすがに気味が悪くなって、お父様が散々騙されてお金を取られていたので嫌っていたはずの霊能者にも、相談されるようになっていたそうです。
言われることは、半をついたように「先祖の因縁」ということでしたが、それを素直にきいてしまうほど混乱されていたそうです。
今から考えますと恥ずかしい話だと師匠は仰いますが、大師匠と出会った日に「先生、うちの家は呪われています」と言った途端、「誰が呪うんだ?」と言われたそうです。
師匠は、これまで(ニセ)霊能者から、さんざん「先祖の因縁」とか「祟り」と言われてきたことを話しますと、「子孫を呪う先祖なんていない。君が悲惨な人生を送ったとしても『子孫も同じようになればいい』とは思わないだろう?ただ、先祖は他に手段がないので『訴え』はしてくるけど、それを『祟る』と一緒にしてはいけない」と言われたそうです。
はじめて聞く話だったそうですが、これまで覆っていた霧が晴れたような気がしたそうです。
この時、ついでの話された話で、「祟りには2種類あって、ひとつはデタラメな(先祖を否定する)お墓を建てたときと、宗派変えをしたときだ」と教えられたそうです。
宗教という字は、「いえ(うかんむり)の示しの教え」と書きますので、「うちの家は代々こうだ」と決められたものが”宗教”で、その中に”宗派”も入っておりますので、先祖が決めた宗派を変えるということは、家の外(出る)の示しを入れたことになるので、その時は「先祖が祟る(怒る)」ということを教えているのだと大師匠は話されました。
先祖の記憶は、亡くなった時で止まっておりますので、いくら「この方がいい」と思って宗派を変えても、先祖からみれば「大きなお世話」なのだそうです。
言われてみれば「なるほど」と、当時の師匠は思ったそうです。
このことを知ってから、家系の相談を受けるときに、宗派変えがあるとわかるようになられたと、師匠は仰います。
こちらをお読みの皆さん、先祖の怒りを解くのは厄介なので、宗派変えはしないようにしましょう。
もしやっていたら、”お詫び”をして、早急に元に戻さなくてはいけません。
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