占いコラム
季節の行事
2020.09.07
彼岸①
特に宿命中殺(月柱中殺)を持たれた方、三業干支を持たれた方は、心を込めて行動してください。
9月19日から秋の彼岸の入り、中日は22日となります。
「彼岸」とはサンスクリット語の「波羅蜜多」からきたものと言われております。
煩悩と迷いの世界である此岸(しがん ※1)にいる者が、六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行をすることで、「悟りの世界」すなわち彼岸(ひがん ※2)の境地へ到達することができるというものです。
ちなみに、太陽が真東から上がって、真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる、春分の日と秋分の日を挟んだ、前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に先祖の供養をすることで、極楽浄土へ行くことができると考えられていたわけです。
お彼岸の準備をしましょう。
・仏壇
・仏具の掃除
・お墓の掃除
・供花やお供え
・果物、菓子などや精進料理をお供え
・春は牡丹の花にちなんで「牡丹餅(ぼたもち)」を
・秋は萩の花にちなんで「おはぎ」を
現代では現金を包むことを指す「お香典」ですが、本来はお香(お線香)を届けたことに由来します。
お仏壇やお墓にお参りできない時や、他家に伺う時は、お供えの他にお線香を届けましょう。
先祖に感謝の意を表すことは大切なことです。
普段は忙しくて、なかなかそんな余裕はないのかもしれませんが、このような先祖を供養するための日があるので、このときばかりは、しっかりと供養をする姿勢を見せることが大事です。
こういった日々の行事をきっちり行うことで、また先祖からの恩恵を受けることができるかもしれません。
特に宿命中殺(月柱中殺)を持たれた方、三業干支を持たれた方は、心を込めて行動してください。
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※1・・・此岸(しがん)とは、此方(こちら)の岸ということです。
つまり、「今生きているこちらの世界」のことを言います。
毎日笑って生活できれば、こんな良い人生はないのですが、現実は思ったよりも悩んだりすることが多いはずです。
このように悩んだり迷ったりする東側にある世界を、この世とか此岸と言ったりしているのです。
※2・・・彼岸(ひがん)とは、彼方(かなた)の岸です。
そこには悩みや辛い思いをすることが全くない、あちらの世界。
つまり、あの世は「極楽浄土」の意味なのです。
この極楽浄土とは、西側に極楽浄土、つまり天国があるという意味になっておりのです。
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結果、お彼岸の中日である「春分の日」や「秋分の日」は、彼岸と此岸が最も近いと考えられて、お墓参りで先祖供養をするようになったということです。
追記として、太陽が昇る東側を此岸、太陽が沈む西側を彼岸と言います。
皆さまのご参考になったでしょうか。
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