占いコラム
方位
2020.05.24
方位の考え方③
「それは辞めた方がいいな」と師匠は言ったそうですが、電話がかかってきたのが7月初旬だったので、ボーナスをもらって辞めるのかなと思ったら、「もう少し先に辞める」ということだったので、ピンときて、「ひょっとして10月に辞めようと思ってる?」と訊きましたら、「すごいですね。その通りです」と言われたそうです。
皆さんは、方位のことを「いい旅行がしたい」くらいにしか考えていないようですが、方位というのは実にたくさんのことを教えてくれます。
方位の鑑定に、年盤だけを観ている先生は実に多くて、おまけに年盤ではかなり先のことしかわからないのに、明日にでも起きることのような鑑定をされている方が実に多いので、その被害を被っている人も多いのではないかと思います。
一般的に、年盤は4年以上先の未来を言っていますから、今年とか来年のことを知りたいなら、月盤を使う必要があります。
結婚も、新婚旅行の方位ばかり観ている先生が多く、住むところの方位は、あまり気にしていない人が多いようです。
しかし、そうであれば、転勤の方位現象などは無いことになってしまいますから、話の辻褄が合わなくなってきます。
中には「私が観てあげているから大丈夫」などと、意味不明なことを言われる方もいます。
方位というのは、自然のエネルギーを鑑定しているのであって、それは意味を読み取っているだけですから、「観ているだけ」で大丈夫なんてことはあり得ないわけです。
もし「大丈夫」だったら、その先生は自然のエネルギーを変えることができるわけで、神以上の存在ということになるわけです。
そんな馬鹿なことを言っている占い師には騙されないようにしましょう。
方位ですが、皆さんが感じていらっしゃるのは「行ったことは、吉なのか?凶なのか?」ということではないかと思うのですが、「それで終わり」という方がほとんどのような気がします。
そもそも「凶の場合はどうするか?」ということを教えてもらおうとも思っていないでしょうし、それを教えてくれる先生がいないのも実情なのですが。
例えば、転勤で北海道へ行くとします。
そこで起きることは変えられませんが、起きることがわかっていれば対処はできます。
心構えもできます。
つまり、そういうことなのです。
それから、方位も歯車のように噛み合ってきますから、六大凶殺(使えない6種類の方位)といっても、それらすべて使ってしまうというのは、末期現象で修復不可能な状態です。
普通は、人が決めようが、自分が決めようが、不思議と同じ方位が多くなる。ということが多くなります。
師匠の弟子の後輩が、貴金属を扱う仕事に就いて、最初の勤務地が大阪になったそうです。
師匠は、その仕事は彼にとって適職ではなかったし、大阪は凶方だったので「自分の責任で苦労するよ」と言っておいたそうですが、その後は音信不通で2年が経ちました。
2年度に電話がかかってきたときは「仕事を辞めたい」ということでした。
理由を聞いてみると、なかなか契約が取れないので、自腹を切って、お客さんを接待支合続けて、その額が数百万円になったようです。
適職ではないので当たり前なのですが、大阪に行った時が、本命殺という自分の責任で被害が起きる方位でした。
1年後から千葉に転勤になったのが、また本命殺方位、半年後に千葉から大阪に戻ったのも本命殺方位でした。
「それは辞めた方がいいな」と師匠は言ったそうですが、電話がかかってきたのが7月初旬だったので、ボーナスをもらって辞めるのかなと思ったら、「もう少し先に辞める」ということだったので、ピンときて、「ひょっとして10月に辞めようと思ってる?」と訊きましたら、「すごいですね。その通りです」と言われたそうです。
「おかしいだろ。10月まで勤めるなら、普通12月のボーナスをもらってから辞めるだろう?」と言いましたら、「あっ、そうか」と自分でも不思議がっていたそうです。
「それはね、10月が大阪から地元に帰る方位が、本命殺だからなんだよ。そして、その方位で帰れば、仕事は変わっても気持ちは変わっていないので、同じことを繰り返すよ」と言いましたら、指示を求めてきたそうなので伝えましたら、その指示にしたがって帰ってきて、適職に就いて、お父さんの協力もあって立ち直ることができたそうです。
使いたい方位に、気持ちが現れていたわけです。
方位のこのような働きについては、またの機会にもう少しお話しましょう。
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