占いコラム
風水
2020.04.24
風水のあまり聞けない話【8】
テレビで占い師として出演している先生と名乗る方は、家相の知識としてもたいしたことではないのに、見ている方はそれを見破る知識がないので、放送の現場でデタラメを言われているのに「へ〜!」と言って感心しているという奇妙なことが起きるわけです。
私がこれまで何回も「悪用されるといけないので」という表現を使ってきていることから、「何だ、こいつは?」と思っていらっしゃる方もいると思いますので、少し説明しておこうと思います。
決して「知識を秘密にしよう」と思っているわけではないのですが、残念ながら占い師は、ほとんどが独学でたいした知識もない人が多く、特に家相や墓相については、まともな先生を見たことがないので(私もありませんし、師匠もありませんし、大師匠までもがないくらいなのです)、私どものようにコラムで書いてしまうと、知識を盗まれて悪用されてしまうのです。
算命学とか方位学などは奥が深いですから、いくら盗んでも断片的な知識だけでは通用しないので、悪用されることも少ないのですが、家相や墓相などは、断片的な知識だけでも十分に通用するので問題なわけです。
例えば、家相にしろ墓相にしろ、1箇所だけを観て、例えばその家の長男がどうなっているか言い当てたりするわけですから、他の知識なんかなくても、「この先生はすごい!」ということになって、一目置かれるわけです。
そういう絶対に外れないことをちょっと知っていれば、他の自信のないことについては、どうにでも取れる表現をしておくと、相手からは疑われないわけです。
テレビで占い師として出演している先生と名乗る方は、家相の知識としてもたいしたことではないのに、見ている方はそれを見破る知識がないので、放送の現場でデタラメを言われているのに「へ〜!」と言って感心しているという奇妙なことが起きるわけです。
ある有名人は、家相の先生を名乗っている人に結婚を観てもらって、その結果、離婚したのに、再婚相手をまたその人に観てもらっていたのには、もう笑ってしまいました。
いったい、どれだけ支払ったのでしょうか?
そして、そういう人たちは、元々「人を助けよう」ではなくて、「人からお金をもらおう」ということが目的なので、私どもももらっていないような法外な報酬を要求するわけです。
これは私の師匠の話ですが、師匠が書いた(言った)ことを丸々コピーで話している人の話は何人も聞きましたし、師匠の弟子を名乗っている人までいたそうです。
サイテーなのは、師匠の名前を名乗って、名刺まで作って「風水を観てあげましょう」と言って、ある会社に行った人まで出てしまいました。
そこが、たまたま師匠の知人の会社だったので、すぐにバレて追い返したそうです。
「お前(師匠)の偽物までいるのか」と、その知人は笑っていたそうですが、師匠にとっては大問題で、師匠はそういう人たちの金儲けの道具として占いをやっているわけではないのです。
これらが、全てをコラムで書けない理由です。
しかし、皆さまにお伝えしたいことは(悪用さえされなければ)山ほどありますので、いつか録音禁止で内緒のお話をする機会を設けたいと思います。
風水 の関連記事
-
風水のあまり聞けない話【5】
大事なことは「お墓のことは、よくわからない」と言っている住職さんが、私が何も言わなかったら「大きなお墓が良い」と言ったということです。 それは自分の利益になるからです。 そしてそのお金は、何も知らない檀家さんが払うわけです。
-
風水のあまり聞けない話【16】
皆さん報告してくるときは必ず「言われた通りになりました」と仰ってきたそうです。 頭の中にはあったのだけれども、何も改善しない(お金がかかるので)と決めているために、忘れてしまうしかなかったのです。 それで、お金ではかえられないものを失ってしまったのです。
-
風水のあまり聞けない話【9】
とにかく、知らないということは、お金を巻き上げられる元になりますので、このコラムが皆さまに少しでもお役に立てばいいなと思います。
-
風水のあまり聞けない話【12】
病院の方位を観て指示を出しましたら、半年で治ったので、「いただいた命なので、今度はお墓まいりに行きなさいよ」と言ったのですが、また半年後の天中殺月に「再発しました」と言ってこられました。 師匠は「また行かなかったね」と言いましたら、「また、お父さんが反対して」ということでした。 師匠は「これは厳しいかな」と思いながら指示をされたのですが、今度はどんな治療も効かず、この女性は亡くなられました。