占いコラム
天中殺
2021.10.01
天中殺を使う人は
これが占い師に相談しても、簡単には問題が解決しない理由のひとつです。
占い師というのは、普通、単独の占いの分野で相談にのられているようですが、私どもは鑑定だけではなく、「どうすれば…?」という解決策を答える必要がありますので、当然ひとつやふたつの占いの分野では解決策が見つからないことが多く、10種類くらいの占いを駆使して、ご相談にあたっております。
相談内容は、個人の恋愛相談はもちろん、会社の経営まで多岐にわたりますが、実際にやってみると、あるひとつの出来事は、占い的には、ひとつの原因だけではなく、大体三つくらいの原因が重複していることがよくあります(というか、ほぼそうです)。
こういうことがあると、ひとつの原因だけを解消しても、残った原因のウエイトが大きくなるだけなので、問題は解決しないことになります。
わかりやすく、風邪を例にとりますと、風邪になるのに、
①ビタミンC不足:80%
②粘膜の荒れ:10%
③脱水症状:10%
という原因があったとします。
これをみて、80%の原因があるからといって、①だけ解決しても、②と③があれば、ウイルスさえ漂っていれば風邪はひきますので、その時は10%だった②が80%になっていて、風邪は改善しないということです。
そのような姿勢で占いをやっておりますと、天中殺で新しいことをやって、うまくいっていない人は、それだけではなく、方位では五黄殺を犯していることがよくあります。
宿命学で、天中殺を使っている人が、方位を選ぶときは五黄殺を使っているということなのですが、五黄殺も天中殺も破壊的な行動であることには間違いがないので、「破壊的な行動をする人は、タイミングでは天中殺を選び、方位では五黄殺を選ぶ」ということになります。
天中殺だけでも大変なのに、さらに五黄殺の現象が加わると、さらに破壊的になりますので、現象はどんどん厳しくなっていきます。
五黄殺も天中殺も、使ってしまえば有効な解決策はありませんが、対処法らしきものはあるものの、それも両方やらないと目の前に現れている状況は変わらないことになります。
これが占い師に相談しても、簡単には問題が解決しない理由のひとつです。
私どもはまず、すべての原因を洗い出し、それをひとつひとつ「同時に」解消していくので、解決が早いわけです。