占いコラム
季節の行事
2020.09.16
彼岸③
お父さんがお墓を放りっぱなしだったから、一人娘に身体の異変(医学では説明ができないほどの異変です)が起きて、その異変が解決して、その時は先祖に約束したのに、約束を破った結果が起きただけのことです。
「お墓参りには、年に何回行けばいいんですか?」と聞かれることはよくあります。
答えは「毎月」なのですが、昔のように近所のお寺にお墓があった時代ではなく、郊外の墓苑にお墓を建てることが多いので、そうもいかないと思います。
お墓参りには、最低限、お盆・彼岸(春・秋)・年末か年始、誰かの祥月命日か月命日(毎月やってくる命日)の5回いくのが礼儀です。
お墓がかなり遠方で、年に1回程度しか行けない人は、そのことを詫びた上で「○○(時期、例えばお盆など)には必ず来ます」という約束を口に出してください。
この約束は破ってはいけません。
ある女性の実家の墓は、かなり遠方にあって、普段からあまり行っていなかったのですが、先祖が原因の現象が起きていたのを解決した時に、お墓に行かせたときに「今度はきちんとお墓参りに行くことを約束してきなさい」と言いましたら、「お盆か彼岸には必ず来ます」と約束したらしいのですが、実際にはお墓参りが嫌いなお父さんに言ったら激怒されて、3年間行っていませんでした。
身体に異変が起きて相談にこられたのでわかったのですが、父親はもともとお墓が嫌いなわけで、子供でもあるまいし、その父親が怒ったからといって、お墓に行かなかった女性に責任があったわけです。
その女性は一時的に体調が良くなったので「今からでもお墓に行きなさい(新幹線に乗って、駅から30分くらいのところです)」と言ったのですが、それでも行かなかったら、すぐに体調を崩して1年後に亡くなりました。
この話を「先祖の祟り」と捉えて欲しくないのです。
お父さんがお墓を放りっぱなしだったから、一人娘に身体の異変(医学では説明ができないほどの異変です)が起きて、その異変が解決して、その時は先祖に約束したのに、約束を破った結果が起きただけのことです。
こういうわかりやすい異変が起きても、そのお墓には相変わらず夫も息子も行っていないそうですから、この先が心配です。
こういう現象なら、ちょっと注意深く見ていれてば、気づく人は気づくと思うのですが、普通はもっとわかりにくい形で起きてきます。
「まさか、あのことがお墓に行っていないことに原因があったなんて!」ということです。
私どものところには、そういうご相談が年に何件も来ます。
季節の行事 の関連記事
-
お彼岸の七日間
何事もなく平和に過ごしている人というのは、「有形」と「無形」を上手に取り入れている人です。 「有形」「無形」を上手に取り入れるために、昔の人は一年のお彼岸を二回、お正月とお盆など、一年に(最低)4回くらいは「無形」の世界に接する行事を作ったのです。
-
お盆とお彼岸について【重要】
その苦の世界を前向きに明るく・楽しく・感謝と報恩の心で生き抜いて行く為に、自然の輪廻に添ってお盆やお彼岸の行事が成り立ってきているのであり、その行事を果たしていく事が、人が人として存在して行く為の必須条件であり「人でなし」ではなく、人である為にこうした行動を大切にする心が教育には大切な事柄です。
-
彼岸①
特に宿命中殺(月柱中殺)を持たれた方、三業干支を持たれた方は、心を込めて行動してください。
-
お盆について
日本のお盆行事は、家族や一族があつまりご先祖を供養し、亡くなられた人をしのぶ行事として行なわれます。家族や一族が集まり、故人の思い出を語り合うことは大変に意義ある素晴らしい風習であると思います。