占いコラム
方位
2020.05.12
方位の考え方①
おそらく、皆さまは方位で運が上がったり、下がったりということを抽象的に捉えているのだと思いますが、その方位を使うことによって起きている直接的な現象を知らないので、そういう行動をとってしまうのだと思います。
占い体験初心者の方は、よく方位のことを聞いてこられます。
「今年の吉方を教えてください」とか、「新婚旅行でハワイに行くのですが吉方ですか?」というような感じです。
その都度、お答えはするのですが、不思議なことに「悪い方位だから」と言って、やめた人はほとんどいないのです。
「気をつけて行ってきますから大丈夫です」と、何を気をつけるのかもわからないで行って、私どもの忠告した通りの結果になって、後悔されることがほとんどです。
要するに、「方位」という言葉は気にしているけれど、「方位現象」は気にしていないのです。
おそらく、皆さまは方位で運が上がったり、下がったりということを抽象的に捉えているのだと思いますが、その方位を使うことによって起きている直接的な現象を知らないので、そういう行動をとってしまうのだと思います。
例えば、大学時代の友人が同窓会をするとします。
それが今年2020年なら、福岡から行く人にとっては、大阪は五黄殺という大凶方です。
自損事故や争いの元になるでしょう。
東京から観れば暗剣殺という大凶方です。
人に邪魔をされて迷惑したり、追突される事故の原因になるでしょう。
このふたつは誰もが使えない、万人共通の方位です。
ところが金沢からくる人もいて、この人から観て大阪は吉方になっていたとします。
では、大阪ってなんでしょう?
大阪が悪いのでしょうか?
はたまた大阪がいいのでしょうか?
答えは…大阪に行くことによって、自分の中にある「気」が反応するのです。
ある人にとっては吉方の気が、また、ある人にとっては凶方の気が騒ぐのです。
そのことによって、周りの「気」を引き込むことによって起こるのが方位現象なのです。
方位現象は結構キツくて、たとえ吉方でも、自分の中に悪い気が溜まっていると、好転反応で嘔吐や下痢をすることもあります。
悪い方位なら、なおさらで、重い病気になることがあります。
ただ、1回の移動で現象が出る人もいれば、何回かの移動の末に出る人もいます。
現象も健康状態に出ることもあれば、事故・怪我などの出来事として現れることもあります。
当然、いい方位の使い方をすれば、いい結果が出るわけですが、女性誌などに「恋愛運をあげよう!」とか特集していても、あくまでも大雑把なことで(本当にわかっているのか疑いたくなります)、個人に対応していないので、よくわからないところがあります。
私は、方位学は占いの基本だと思っておりますので、方位学を理解すれば、占いのことはだいたいわかるようになると思います。
そういうことで、皆さまに良い方位を使っていただきたく、このコラム「方位の考え方」を書いていこうと思います。
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