占いコラム
結婚
2020.08.13
結婚の失敗〜理想〜
「言った通りになったでしょ?」と言ったら、「いい人なんですよ」と言っていましたが、そういう話ではないのです。 「話が合うでしょ?」ということなのです。
現在の離婚率は3人に1人ということです。
師匠の知人には離婚は2人しかいないそうですが、そのお子さんとなると、驚くほどの離婚経験者がいるそうです。
全ての人を知っているわけではないそうですが、その中の半数くらいは、ご相談を受けて「これは離婚するよ!」とお伝えしていた人たちとのことです。
これは「別れる」と言ってもやめなかったわけですから、厳密には「離婚の鑑定をした」ということになり、現在のところ、その的中率は100%とのことです。
観点はいろいろあるのですが、鑑定に至る前に、そもそもの相手選びに間違っていることがあります。
例えば、自分の学歴とあわない人を望むとか、自分の境遇以上の人を望む場合です。
シンデレラのように、生活感が滲み出ていそうな女の子に、王子様が一目惚れをするなんてありえないし、一目惚れをしたとしても、住んでいる世界が違うので、話が合わなくて当然なわけです。
知人の娘さんに本当にいるのですが、恋愛経験がなくて適齢期を迎えたので、親が気をまわして、見合いをいくつももってきたのに、尽く断るので、「これは誰か好きな人でもいるのかな?」と思って、嘘をつけない日を選んで聞いてみたのですが、親のもってきた相手は、本人の理想と違うということがわかりました。
この子は、自分のことはさておいて、理想だけは高かったのです。
この子が自分の街を出るのは、お母さんと買い物にデパートに行くくらいで、あとは休日に街のカルチャースクールに通うだけという子でした。
それが「私にも王子様のような人が現れる」と本気で言うわけですから、「それは無理だろう」と言う話になり、「君には、自分の街を出なくても済むような男の人と、結婚すると思うよ」と言いましたら、真剣に怒って「そんなことはない!」と言い切りました。
数年経って結婚されたのですが、日曜日ごとにソフトボールをやっていて、「街を出なくて済む」相手を見つけました。
「言った通りになったでしょ?」と言ったら、「いい人なんですよ」と言っていましたが、そういう話ではないのです。
「話が合うでしょ?」ということなのです。
これは極端かもしれませんが、こういう話って、結構あると思いませんか?
自分は勉強したこともないのに、高学歴のエリートだけ求めているというようなことです。
気持ちとしてはわかるのですが、「無理でしょ」ということなのです。
昔から知っていた子が「サラリーマンは嫌だから、自営業の人と結婚したい」と言っていたところまではいいのですが、どうも自営業に夢を持っていたみたいで、「自営業の人と付き合うようになった」というので会ってみたら、「どうも違うな」ということがありました。
彼女の天中殺年で、彼の天中殺月だったので、あっという間に肉体関係ができてしまって、「付き合おう」と言った時には、もうお腹に子供がいたというスピード感満載な状態でした。
そのような出会いが、いい出会いになるわけはないのですが、「相手が自営業」ということが「恋は盲目」にさせたようです。
この子は天中殺も知っていたのですが、待ちに待った自営業の相手に、目が眩んだようです。
しかし、自営業とは名ばかりで、実際は社員は自分だけという会社ごっこでした。
当然赤字で、借金も相当あったのですが、親が持たせた持参金で払ったと思ったら、今度は父親の借金まで払わされて、我に返った時には子供が4人いて、後戻りできない状態になっていました。
さすがに会社ごっこということには、結婚したらすぐに気づいたようですが、天中殺にありがちな「愛があれば」という勘違いで、本当に人生を棒に振りました。
先にも書きました通り、この子は天中殺のことも多少は知っていましたが、まず自分が地域で最下位かもしれない学校しか出ていないことと、それなのに自営業で悠々自適な生活を夢見たことが、反対に足かせになったようです。
「素敵な相手と巡り合うためには、まず自分が素敵にならないといけない」という教訓のような話でした。
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