占いコラム

運気

2020.07.23

これだけやれば人生は変わる

結局、当時30数人いた師匠の弟子仲間が、同じ話を訊き、全てやったのは師匠ひとり、そして占い師になったのも師匠ひとりだけだったそうです。

「人生を変えたい!」ということは、皆さん同じようですが、魔法のように、唱えたら変わるものなどは無く、パワースポットも吉方で行けば変わるかもしれませんが、それも1回や2回行ったくらいで変わるわけはないので、いろいろなことを組み合わせて行わないと、運気が変わるのは、かなり先になってしまいます。

 

運気は、足し算よりも掛け算で変えた方が早いですし、効果も大きいのですが、いろいろな事情でそのようにできない方も、まず考え方を身につけて欲しいと思います。

 

以前書いたと思いますが、「人は環境によって成り立つ」という前提があるわけです。

環境は五行に分類されます。

つまり、五行を整えれば、人生は変化するわけです。

 

木:風水・過去学・行動学・方位学

火:気功・写経・先祖供養

土:土地環境

金:食養生

水:「良い」と信じられる根拠がある水

 

●木の章

これは、行動科学と環境に関わる分野になります。

人間関係や仕事も、これに含まれます。

 

●火の章

エネルギー転換に関する分野です。

気功や先祖供養も含まれます。

 

●土の章

土地環境です。

ケガレチでは無く、イヤシロチに住むということです。

運気のベーシックな部分を作ります。

 

●金の章

食事は性格と身体を作ります。

 

●水の章

「水はみずからをつくる」と言います。

人間の身体は、ほとんど水ですから、良い水を飲むことは、思考と免疫を左右し、向上させます。

 

私の師匠は、大師匠と出会うまで、「呪われている」と真剣に考えるほどひどい人生だったと言います。

大師匠と出会ったとき、最初に訊いたのは、「私は呪われていませんか?」ということだったそうです。

そして次に訊いたのは、「こんな私でも変わることができますか?」でした。

当時の師匠は、以後、出会う誰よりも、ひどい人生を送っていたそうです。

時間は、ただ過ごすためだけのためにあって、希望も笑いもなかったそうです。

 

「この5つのことを全てやって、変わらなかった人はいない」と言われ、「本当ですか!?本当に変わるんだったら、なんでもやります!」と言いながら、せめて普通の人生を送るために、言われることは全てやったそうです。

 

大師匠は「やれ」とだけ言って、いちいち説明してくれないので、「なぜ?」と疑問を持つこともあったそうですし、金銭的に苦しいこともあったそうです。

しかし、「人生を変えたい!」という気持ちが、そんな障害を乗り越えさせたと師匠は言います。

当時の師匠は、なんとしても人生を変えたかったのです。

 

そうしましたら、5年くらい経って気づいた時は、新しい仲間もできて、人生は大きく変わっていたそうです。

2年くらいは何も起きなかったそうですが、それからは毎日、人生が音を立てて変わっていくような気がしていたそうです。

師匠の変化に気づいた友人が、「何か秘密があるだろう」と訊きにきたくらいです。

師匠は正直に話したそうですが、誰も本気にしなかったそうです。

 

そして10年経ったら、占いが本業になり、年に2回くらいは海外に行けるようになったそうです。

大金持ちになったわけではありませんが(本人談)、必要なお金には困らなくなりました。

 

私どものところへ、私の師匠と同じように「人生を変えたい」と言ってくる人はいらっしゃるのですが、天から降ってくるおまじないのようなものを期待して、努力を嫌がる人が結構多いと思います。

私は、師匠に教わった通りのことを教えるのですが、5つどころか1つか2つで「そこまでやろうとは思いません」とか、「もういいです」と断ってくる人もいます。

私からみると、努力と言えるほどのことはしていないレベルだったのですが。。

 

大師匠は「信じる必要はないけれど、やりなさい」とだけ言って、あとは励ますことも、催促することもしなかったそうです。

当時の師匠と同じように、同じような話を訊いた人もいるわけですが、大師匠はやった人とだけその詳細についての話をするという感じだったそうです。

結局、当時30数人いた師匠の弟子仲間が、同じ話を訊き、全てやったのは師匠ひとり、そして占い師になったのも師匠ひとりだけだったそうです。

 

師匠は占い師になりたくて、大師匠の門を叩いたのではなくて、「自分さえよくなればいい」と真剣に思っていたそうですが、いつの間にか先生と呼ばれる人生になっていました。

師匠のご家族が、「先生はいらっしゃいませんか?」と電話がかかってきたときに、「うちに、先生はいません」と電話を切ったという、笑い話が残っているくらいです。

 

要するに、5つのことを実践する過程で、自分が占いを覚えてしまったわけです。

全てのことを終えたときに、大師匠は「うちの勉強会は(みんなが期待しているような)オカルトクラブではない。人生を変える手段を学び、実践する人のための勉強会だ」と言われたことが鮮明に記憶に残っているそうです。

そして「信じてやる人と、信じないでもやる人は、同じなんだよ」という教えが、師匠のそれからの占い師としての生き方を作ったと思う。

師匠は私にそう教えてくれました。

武蔵野算命塾も、その教えを継承させていただいております。

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