占いコラム

運気

2022.06.15

持っている運の差

ご相談を受けておりますとよくある話で、運の悪い人というのは、転職にしろ、起業にしろ、だいたい1年か2年ずれております。

私の師匠の修行仲間に、NさんとKさんという対照的な仲間がいたそうです。

Nさんは、小さいながらもアパート経営と、小さな学習塾の経営をされておりました。

占いの勉強もよくされて、派手さはないものの、着実に自分の経営に活かされていたそうです。

これに対してKさんは、親から継いだ会社を潰し、中年になってからサラリーマン生活を始めた人だったそうです。

 

あるとき、世界的にモリブデンという元素が不足して、世界的に先物取引がブームになったことがあったそうです。

師匠も知っていたそうですが、大師匠から投資は止められておりましたので、まったく興味を示さずにおりました。

 

そんなとき、Kさんが「世界的にモリブデンが不足していて、先物取引がブームになっています。いま投資をすれば、必ず儲かります。実はNさんも投資されて、先週1週間で270万円儲かったそうです」という話を、師匠と大師匠に持ってきました。

それを聞いた大師匠は「私はやらないよ」と答えました。

Kさんは「どうしてですか?Nさんも270万円もうけたんですよ」と食い下がったら、大師匠は「それはNさんの持っている運気で、あなたの運気ではない。Nさんは普段から堅実で、そのカンで投資をしたら儲かっただけで、それを聞いて、今から投資するKさんには運気がないので、失敗すると思うよ」と言われたそうです。

それを言われたKさんは、ちょっとムッとして「みんな儲かっているんだから、私はやりますよ!」と言って、投資し、結局同じ1週間で180万円の損をしました。

 

これが”運気の差”といいますか、カンの差なのです。

 

Nさんはカンに従って、すぐに投資をして儲けたけれども、Kさんのカンでは、遅かったということです。

 

これは、ご相談を受けておりますとよくある話で、運の悪い人というのは、転職にしろ、起業にしろ、だいたい1年か2年ずれております。

「もう1年早かったらよかったのに」という人がほとんどです。

この”タイミング”だけを身に付けるノウハウはなく、毎日占術にどれだけ親しんで使っているかによって、勝手に身についてしまう能力なので、普段の努力もない人に、神様は微笑まなかったということです。

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