占いコラム
先祖供養
2021.08.12
供養とは
お墓参りと先祖供養は違います。 お墓参りは先祖供養の一部ですが、「お墓参り=先祖供養」ではありません。
お盆が巡ってきます。
お墓参りに行かれる方も多いと思いますが、今年は全国的に悪天候のようなので心配されます。
不思議なことに、毎年この時期のご相談は、お墓や先祖に関わるものばかりです。
今回は、供養というむつかしい問題を、なるべくわかりやすくお伝えしたいと思います。
まず最初に、お墓参りと先祖供養は違います。
お墓参りは先祖供養の一部ですが、「お墓参り=先祖供養」ではありません。
ですから、お墓参りに行く人はいても、先祖供養をしている人は、そんなにいません。
先祖は、その人生でさまざまなことを経験しております。
病気であったり、結婚できなかったり。。
そういうものがあっても、納得していたり、最終的に幸せになれた人はいいのですが、ドラマではありませんので、みんながみんな、そういうものを乗り越えられるわけではありません。
そうなると、そういう苦痛や後悔が、亡くなるまで残っていることになります。
ということは、なくなるまで苦を抱えていたことになります。
人間は、生きているときは「人間=意識+肉体」ですが、死ぬと「人間=意識だけ」になってしまいますので、そういう後悔や苦しみをもって亡くなると、死んでからもそういう苦痛や後悔に苦しめられることになります。
これが「成仏していない」という状態です。
その証拠に、そういう先祖がいたことは、命式(生年月日から算出されるデータ)に現れてきます。
ですから「お宅には、ガンで亡くなられた方がいますね」とか、「結婚できないで亡くなった方がいますね」というとビックリされますが、霊感でもなんでもなく、命式を読んだだけなのです。
そういう苦は現世(この世)のものですから、本来、あの世には関係ないものですが、本人がとらわれているために残ってしまっていて、いつまでも現世の苦に苦しまられることになって、成仏の妨げとなります。
そして、さらに厄介なことに、先祖の波は、私たちの遺伝子の中にもありますから、先祖の波が大きくなるとき(お盆やお彼岸、天中殺)に、私たちの人生に同じことが現れてくるわけです。
供養というのは、そういう先祖が残した苦を消してあげているわけで、供養がきちんとされている家には、そういう痕跡みたいなものが出てこないことになります。
ただし、そういうものは一世代に一人が原則ですから、家族全員を調べてみないとわからないことになります。
現代は「男性の二人に一人がガン」ですが、医学は進歩して、環境はよくなったのに、最も環境が悪かった1970年代の10倍以上のガン患者がいるのは、宗教(宗派)離れが起きて、そういう供養がされなくなったからだと思いますし、私どもの会の関係者に、この30年間、ガン患者が一人もいないのは、そういう原因を解消しているからだろうと思います。
皆さんにおかれましても、お盆・お彼岸と続くこの時期に、先祖に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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