占いコラム
運気
2021.12.17
金運の思い出
努力をしないで、得るものはありません。
金運というものについて、皆さまは多少の誤解があると思いますので、私の師匠の体験を通して、参考にしていただければと思います。
師匠が大師匠に出会って最初に望んだことは、占い師になることではなく、お金の苦労から解放されることでした。
師匠の家はずっと貧乏で、いつもお金に困っていたそうです。
本当に1,000円のお金にも気を使うような生活をされていたと伺っております。
大師匠に金運をお願いしたのは、占いを信じたというよりも、これまでいろいろやってダメだったので、占いくらいしかやったことがないものはなかった、ということでした。
しかし、何をするにしましてもお金はかかりますので、さすがに風水の改善に躊躇しておりましたら、奥様が「どうせ年末で銀行から回転資金を借りるんだから、風水にかかる資金なんか、事業資金から比べたら、はるかに小さいお金なので、それに賭けているのなら、一緒に借りたら?」と言ってくれたので、決断がついたそうです。
そして、金運へのあらゆる努力を行って4年目、金運は、ある日突然やって来たそうです。
それは天からお金が降ってきたわけでもなく、さりげなくやってきました。
得意先から、ある商品の依頼を受けたのですが、それは今までやったことのない仕事でした。
経験もノウハウもありませんし、みんな反対されたのですが、師匠は「少しでもプラスになるのならやってみよう」と引き受けることにしました。
周りは色々言われたそうですが、師匠にとりましては、今までの流れと違う話でしたので「やってみるかな」程度の気持ちは湧いたわけです。
もしこの時「やったことがないから」と諦めていたら、その後の人生はなかったことになります。
最初は一社だけの仕事だったそうですが、2ヶ月目に他社から依頼が入り、3ヶ月目には県内で最大の得意先から依頼がきました。
不思議なことに、これまでは一生懸命営業活動をしても取り扱ってもらえなかったのに、この3ヶ月の間には一度も、師匠が自分から営業活動をしたことはありませんでした。
「ある日突然、電話がかかってきて…」という感じだったそうです。
今にして思えば、今までやったことのない仕事が来たので、大きな転機だとは思わなかったけれども、自分の会社の新しい顔になればと思って始められた仕事でしたが、気がついてみれば、県内の至るところに師匠の会社の商品が並び、最終的には老舗デパートにまで進出されたそうです。
そしてこの時でも、1回も営業活動はしていなかったのです。
売り上げは、1個70円の商品で1億円を超えていたそうです。
この年、会社は一気に黒字に転換し、12年後に「もう占いだけにしよう」と廃業されるまで、ずっと黒字のままでした。
あとやったことといえば、地元に商売以外の知り合いがいなかったそうですから、人の縁を作るための祐気取りを10年続けられたそうです。
多少、お金の余裕が出てきてからは、海外も吉方を選んで祐気取りを行われたそうです。
大師匠は「やるだけのことをやって、あとは時を待て」と仰ったそうです。
結果、師匠はその通りになりました。
師匠の仲間で、同じようにお金に困っている人もいたそうですが、誰も同じようなことはやりませんでしたし、努力もされなかったそうです。
師匠の変化していく姿を見ていたはずなのに、それでも何もしなかったそうですから、「この人たちは、努力をすること自体が嫌いなんだな」と思っていたそうです。
努力をしないで、得るものはありません。
たとえ初めて聞いた話でも、賭けてみる価値があると思ったなら、全身全霊で打ち込んで、優先順位の一番に置くことが、カギになるのではないでしょうか。
金運とは、努力をした人にだけ降りてくるような気がします。
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