占いコラム

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2022.12.27

占いを本気でとらえたとき①

もっとビックリしたのはお医者さまで、「この人は検査をしたことがないのに、どうして胃ガンがわかったのか?」と問い詰められたそうですが、まさか「占いの先生があてました」とも言えず、誤魔化すのに大変だったそうです。

師匠が占いの勉強を始めて半年くらいは、学問としての占いを系統立てて学んでいるだけで、別に「すごい!」という感覚はなく、「へえ、そうなのか」という程度だったそうですが、占いの凄さを実感させられるような出来事が起きたそうです。

 

その日は、大師匠が師匠の街に来られて、勉強会を行う日でした。

勉強会は18時から2時間なのですが、大師匠は昼に来て、個人的な相談を受けたり、師匠は小間使いの身で、勉強会はほとんど聞けていなかったので、仲間に録音してもらって後から聞くというスタイルだったので、当然わからないことだらけですから、前の月の内容について質問するという時間にあてていたそうです。

 

そんなとき、師匠の親戚から電話があり、親戚の叔父(お母様の一番上の兄)が転んで骨折して入院したという連絡が入りました。

叔父は島に住んでいるので、病院は対岸の総合病院でした。

そのやりとりを聞いていた大師匠が、電話が切れるのを待って「誰か怪我をしたの?」と訊かれたので、電話の内容を話しますと、いきなり「その人はガンだね」と言われました。

 

「いや、骨折ですよ」と返しましたら、「そんなことはわかっているけど、この人は胃ガンなんだ。どうせ入院したんだから、検査してもらいなさい。ただし、命に関わるので、すぐにだよ」と強く言われたので、納得したわけではないのですが、取り急ぎお母様にそのことを告げたそうです。

お母様も不審そうに聞いていたそうですが、「とにかく検査をしてもらってくれ」という師匠の勢いに負けて、「先生に頼んでみる」ということになりました。

 

それから数時間後、「病理検査をするまでもなく、胃ガンのⅣ期だった」と知らされてビックリしたそうです。

骨折をしているので、レントゲン写真を撮るとき、一緒に内蔵の写真を撮ったら、末期のガンなので、レントゲンだけで十分判別できたそうです。

もっとビックリしたのはお医者さまで、「この人は検査をしたことがないのに、どうして胃ガンがわかったのか?」と問い詰められたそうですが、まさか「占いの先生があてました」とも言えず、誤魔化すのに大変だったそうです。

 

そのことを勉強会で大師匠に報告しますと、「やっぱりそうだったろう」と言われましたので、「あんな電話だけで、どうしてわかったんですか?」と伺いますと、聞いてみれば簡単な理論なのですが、当時の修行開始時の師匠にとりましては、チンプンカンプンな説明をされたそうです。

つづく

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