占いコラム
コラム
2023.04.03
知っていても言えない
こういうことは、よくあるのですが、結婚とかの決断をされる前に訊いてくれるのならまだしも、後戻りのできない状態で訊かれても、私どもも返答に困ってしまうのです。
先日、師匠のもとに、今春結婚される親戚の子から電話があったそうです。
結婚をしましたら地元を離れるので、その挨拶での電話でした。
一応、お決まりの「お祝い」の言葉を言って、電話を切ったそうですが、心苦しい思いになられたそうです。
昨年の秋にわかったそうですが、この子(女性)の結婚相手は、命に関わることを犯していて、それは、数年以内に、ほぼ確実に起きることがわかったからだそうです。
言ってあげることは簡単なのですが、実は、この子の兄の結婚の時に、母親から「何か悪いことがあったら言って」と頼まれたので、そのことを告げたそうなのですが、何もしなかったそうです。
息子さんの現象は7年以内なのですが、親戚では有名なくらい溺愛している息子にすら何もしなかったわけですから、娘に何もしないことは容易に予想できるわけです。
師匠は、息子さんと娘さんは知っているので、直接言うことは簡単なのですが、親が何もしないと決めているのに、それを言うことはできないのです。
相手が依頼してきているお客様なのであれば、お金をお預かりして鑑定をしますので、それがどんなに厳しいことであれ告げるのですが、これは金をいただいていることではありませんし、ましてや何もしないことはわかっているし、現象は確実に起きるし、という状態なので、師匠は困ってしまったわけです。
相手が信用しようがしまいが、起きることは必ず起きるわけですが、わかった時には新居まで建て始めていたのに、それにをストップなんかかけられないわけです。
こういうことは、よくあるのですが、結婚とかの決断をされる前に訊いてくれるのならまだしも、後戻りのできない状態で訊かれても、私どもも返答に困ってしまうのです。
内容が内容なだけに、師匠は心苦しいわけですが、依頼を受けお金をお預かりして観たわけでもなく、師匠が気づいただけのことなので、この件に関しては口を閉じることにされたそうです。
あとで「わかっていたんじゃないか?」と問い詰められることはわかっていますし、そこを肯定したところで、何もしないのに「教えてくれたら、やっていた」と責任転嫁をされるのも見え見えなので、その件についても口を閉ざすことにされたそうです。
コラム の関連記事
-
霊感と霊能③
供養の日は晴れていたのですが、供養を始めたら、晴天の中で横殴りの雨が降るという怪奇現象が始まって「この雨は、どこから降っているのだろう?」と思いましたが、供養が終わるとピタリとやみました。
-
ともかく読んでください
「お盆」と「お彼岸」をしっかり過ごすことです。 今年の「お盆」と「お彼岸」は重要ですよ。
-
浦島太郎の話
宇宙空間では、時間は遅れてくるということは、現代物理学では真実です。 浦島太郎がパラレルワールドに行き、帰ってみたら時間が進んでいたというのは、不思議でもなんでもないわけです。
-
宿命的な税金を払ってくれている人
「信じる者は救われる」と言いますが、何かを信じる者と、信じない者との差は、結果で現れます。 ただし、その信じるものが本物の場合です。