占いコラム
方位
2020.06.21
方位の基礎
私どものお客様の紹介で来られた方が、郊外で仕事をされていたのですが、お客様は市内の中心部に多いので、市内に事務所を移すことを他の先生に相談されて、「今年はいいですよ」と言われたので、市内に事務所を開いたら、その月から業績が落ち始めたようです。
皆さんが、よく質問をしてこられるときに転職や結婚で、中途半端に占いを知っていらっしゃって「あの時は天中殺だった」とか「天中殺があけたら」みたいなことだけを問題にされていることは、よくあります。
もちろん、天中殺というのは重要なのですが、それだけ気にしていれば良いというものではありません。
天中殺というのはタイミングの問題ですから、それさえクリアしておけばいいというものではないのです。
例えば、恋愛なら、天中殺の出会いであれば、いずれ後悔する時がきます。
別れるかどうかは状況次第ですが、それに近い夫婦の状態にはなるということです。
でも中には、天中殺であっても別れないカップルはいます。
それは、結婚の目的を愛情ではない部分に求めているからです。
反対に、いくら天中殺を避けて結婚しても、相性が悪いのに長続きしたらおかしいですね。
それと同じように、悪い方位で就職をしたら、なにかとトラブル続きで、仕事の環境が良くなることもないと思います。
今回は、方位の話をしましょう。
結構、他で(他の占い師)方位を観てもらった依頼者の話を聞くと、結婚とか仕事など対象によって方位の見方を変えないで、年だけで観ている先生が多くてびっくりします。
方位は観る対象によって、使用する盤を変える必要があります。
簡単にいうと、4年以上をすぎても残るものは年盤、5年以内であれば月盤、60日いないであれば日盤を使用します。
そして、30歳以上であれば本命星(生まれ年の九星)、30歳以下で独立していなければ月命星(生まれ月の九星)で判断します。
距離で言えば、基本的に海外は年盤、国内は月盤ですが、生活行動圏といって、普段結構使う方位というのは、扱いが違いますから、その都度聞いていただければと思います。
そして、使う方位で意味が違います。
例えば、仕事運をよくしたいのに、一白水星を使ってもなんの意味もありませんし、人とのコミュニケーションをよくしたいのに、七赤金星を使うと、みんなお金の縁になってしまいます。
「どういう目的か?」を聞かない先生に相談してはいけません。
全体の傾向は、月の方位(月盤)を気にしない先生が多いと思います。
私どものお客様の紹介で来られた方が、郊外で仕事をされていたのですが、お客様は市内の中心部に多いので、市内に事務所を移すことを他の先生に相談されて、「今年はいいですよ」と言われたので、市内に事務所を開いたら、その月から業績が落ち始めたようです。
これは年盤の吉方だけを観ていて、月の大凶方を観ていなかったために起きた現象です。
この方は「年の吉方」と聞いていますから、占い師を疑うこともなかったのですが、これは損害賠償に値すると思います。
方位は、子供の学校にも影響します。
私どもは、学校の方位の問題だけで、登校拒否になった子を何人も知っています。
それを後から気づいても、「方位が悪かったから」という理由で転校なんてできません。
方位は重要ですから、どうか気になさってください。
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