占いコラム
コラム
2020.12.17
人生を変える②
大師匠は、元々もっと厳しい修行の世界からきた方だったので、「こんなこと(楽とは言いませんが)で、真理を伝えてしまっていいのか?」と思われたそうです。 しかし、楽であろうが、苦労を伴おうが、求める人は求めるし、本気でない人は何もしないので同じなんだと気づかれたそうです。
私どもの勉強会では、会の目的があります。
それは「人生を変える方法を学び、実践する会」ということです。
これは結構深くて、まず「人生を変える方法」ですから、「意味不明なオカルト話をして喜んでいるのではない」ということです。
そして「学び」ですから、これは立派な勉強であって、勉強をすれば誰にも達成可能だということです。
最後に「実践する」ですから、「知識として知る」ということではなく、「実際にやって体験しましょう」ということです。
私どもは、この話を勉強会に参加される方全員にお話するのですが、当然ながら長年続く師匠の勉強会でも同様で、やはり過去には、人が知らないことを知って、それだけで偉くなったと勘違いしている人や、「人生を変える」という大変な話をしているのに、雨が降ったら来なかったり、雪が降ったら、普段は車で来るのに「電車が動かないから休みます」と言ったりで、アルバイトでも休む理由にならないことで休むような状況で、「本当に人生を変えたいのかな?」と疑いたくなるような人がほとんどだったそうですが、その結果は、やはりほとんど、何も変わらないという人が圧倒的多数だったそうです。
そういう人は、やはり、自分で努力するというのが嫌らしく、そういう人に限って「勉強しても何も変わらない」と愚痴をこぼすのだそうです。
実は、師匠の修行仲間も、そんな人たちだったそうです。
師匠の修行仲間は30人くらいいたそうですが、大師匠は平等だったそうです。
誰にでも同じことを教えてくれましたが、やったのは師匠だけで、その結果、師匠だけが人生を変えて、今度はそれを伝える番になったということです。
私の場合、師匠に東京まで来てもらい、開催いただいた当時の東京勉強会で、やったのはやはり私だけだったようで、そして今では私も伝える順番を与えていただきました。
大師匠は、元々もっと厳しい修行の世界からきた方だったので、「こんなこと(楽とは言いませんが)で、真理を伝えてしまっていいのか?」と思われたそうです。
しかし、楽であろうが、苦労を伴おうが、求める人は求めるし、本気でない人は何もしないので同じなんだと気づかれたそうです。
これと同じ話は、「美味しんぼ」にも書いてありました。
神田の「やぶそば」に取材に行くのですが、やぶそばの主人が、つゆ造りの工程を全部見せてしまうので、「そんなことを教えていいのですか?」と言ったら、「こんな面倒なことを真似する人はいないよ」と笑っていました。
「美味しんぼ」のやぶそばの話は、そばが出来ないという話で済むのですが、占いの場合は、本物が少ないといいますか、あまりにも偽物だらけの世界で、それに騙された人は、多額のお金を騙し取られるという副産物がついて回るので、そういうなんの努力もしていない人に簡単にノウハウを教えてしまうと、迷惑を受ける人が出てしまうので、書けないことがあるということです。
実際に、師匠もうっかり話した「一瞬で鼻血を止めるノウハウ(誰でもできます)」を、どこからか聞いた人がいて、その人は鼻血を流している子供の血を止めて、驚いている親に「この子の後ろに立っている白髪のお婆ちゃんが『助けてやってくれ』というので止めました。心当たりがあるでしょう」と言うと、周りが勝手に「死んだお婆ちゃんだ」と騒ぎ出したそうです。
お婆ちゃんなんて、生きていようが死んでいようが白髪頭に決まっているじゃないですか。。
それで、たかが鼻血を止める話で驚かせ、10万円の請求をしただけではなく、その後もこの家にまとわりついて、以降は本当かどうかわからない話をしては、多額のお金を請求していたようです。
子供の鼻血なんて放っておけば止まるのに、そういう人にできないことをやってしまうと、相手が勝手に「この人はすごい先生だ」と盲目的に信じてくれたようです。
しかし、調べてみましたら、話の出どころは、師匠が破門にした(師匠は過去2人しか破門にしていないのですが)心があまりにも汚い弟子で、その人が、このノウハウを売ったことが判明しました。
師匠も反省して、「こういうことは、迂闊にしゃべってはいけないんだ」と思い、それからは話すことをやめたそうです(私も聞かないようにしています)。
つづく
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