占いコラム
コラム
2023.05.25
占いを本気でとらえたとき⑤
ここまでくると、もう犯罪者ですが、世の中には、こんな話が実に多いのです。
ガンのメカニズムを理解した頃から、人に言ったわけでもないのに、なぜか師匠のもとにはガンの相談が増えるようになりました。
会員さまに話したのは予防法なのですが、相談に来るのはガンになった人でしたから、「『治る』なんて期待しないでください」と言いながら、「まず、この家からこれ以上、ガンを出さないために」という目的で、そのための処置をしておりましたら、なぜかガンが消えてしまう人も出てきて、期待してもいないところで噂が立つようになったそうです。
大学病院の患者さんが、何も治療をしていない(秘密の手は使った)のに、ガンが石灰化してしまって「あり得ないことが起きている」と検体を取られたこともあります。
そのうち、今度は自閉症の子の相談が入るようになったそうです。
ガンは死んで生まれ変わる細胞(増殖細胞)でしか出来ませんので、新しいガン細胞さえできなくなれば回復は可能なのですが、自閉症は生まれたときから死ぬまで変化しない脳細胞(クリア細胞)がダメージを受けておりますので、治すことは出来ないのですが、自閉症になるには占い的に共通の原因があることに気づかれたそうです。
そのことを相談者にお話をしますと、8割の人から「この子は仕方ないけど、その原因を改善してくれ」という依頼がくるようになり、「その家から、二度と悲しい子を出さないため」のお手伝いをするようになりました。
師匠が依頼者にお願いしたことは、「たとえ次に健康な子が産まれても、その子だけ可愛がって、『宿命の犠牲』になった最初の子を軽んじることがあったり、可愛がらなかったりしない」ということを約束した場合のみ引き受けたそうです。
この頃には「こんな相談もくるのか?」と呆れるくらいの相談も来たそうですが、大師匠から独立前に「うちの会を名乗る以上、相談を受けて『出来ない』と『わからない』は言ってはいけない」と厳しく言われておられましたので、出来ないことはハッキリいうようになったそうです。
どこかの占い師みたいに、お金だけとって、何も出来ないということはやめようと思い、せめて起きた原因だけはハッキリ伝えるようになったそうです。
そして、だんだん口コミで広がって、地方からの仕事も入ってくると、テレビに出ている占い師や、本を書いている占い師の、「傷跡のような人たち」に出会うようになりました。
師匠が師匠なりの見解を述べますと「おかしいなぁ。。実は、○○先生に観てもらったのに。。」という反応が、ものすごく多いわけです。
師匠は何も聞かないでも相談者の問題を言い当てているのに、その先生方は、相談内容もわかっているのに、多額の金額を取って、何もしないというわけです。
これはもう、「占いビジネス」どころか、「相談ビジネス」じゃないかと呆れたことが何度もあったそうです。
ある自閉症の子が産まれた家では、先生が勧めた人と結婚して、言われる通りの家を建てたのに、産まれた子が重度の自閉症で、お嫁さんのせいにされたり。
ある有名な風水の先生に多額のお金まで払って、言われる通りの家を3回建てたら、そのたびに産まれた子が、3人とも言葉を喋れなかったという、信じられないような話もあります。
ここまでくると、もう犯罪者ですが、世の中には、こんな話が実に多いのです。
師匠が占い師になったのは、「こんな人たちとは違う占い師になろう」と思われたことが理由でもあるわけです。
つづく
コラム の関連記事
-
師匠の「中国に行きました(出会ったすごい人たちの話)」③
いきなり無言で「遠当て」が始まったのですが、師匠の友人が後方へ飛んで行きました。 床は足についていませんでした。
-
十大主星の生き方
”占い”というのは、知識であるよりも道具なので、使ってはじめて意味があります。
-
独学?オリジナル?
占い師に求められるのは教科書通りの答えではないし、その人の宿命に沿った生き方で、ある人には「親孝行はしなさいよ」ということが正解であったり、またある人には「必要以上の親孝行は不要ですよ」と言わなければならないので、そういうことを考えれば、必要なのは理論よりも、むしろ考え方だからです。
-
おみくじとの付き合い方
おみくじというのは、あまり踏み込んだことは書いていなくて、誰が読んでも当たり障りのないこと、どうにでも取れることしか書いていないわけです。