占いコラム
コラム
2023.08.28
占い師の役割
危機回避をして、危機にならないことだけをやって、そこに占いのノウハウで加速をつけているわけですから、うまくいくのは「当たり前と言えば当たり前」だったということです。
多くの人が勘違いされていると思いますが、占いの一番の目的は「金運」とか「相性」ではなくて「危機回避」です。
危機回避ですから「いま、こんなことをしてはいけない」とか、「この人と結婚してはいけない」という表現がどうしても多くなります。
師匠が大師匠の弟子になってからの2年間は、ほとんどの会話がダメ出しだったそうです。
「そういう人と付き合うのはやめなさい」とか「それをやってはいけない」ということばかりを言われたそうです。
師匠は「またダメ出しか〜」という気持ちだったわけですが、大師匠は嫌がらせをしているわけではなく、師匠の宿命や運気を観て言っているわけでして、それで「NO」と出たから、そう伝えているだけだったのです。
つまり師匠は、大師匠がいなかったら「NO」の選択ばかりをしていたということです。
師匠が困ったキッカケは、親からもらった借金だったかもしれませんが、大師匠に出会うまでは人生は好転していなかったわけでして、好転したのは、やはり大師匠にダメ出しをされてからだったのです。
しかし、大師匠は、最初は全員に均等に接するので、他のお弟子さんも同じようにダメ出しされますから、みんな「またダメ出しをされた」とか「息がつまる」など、よくぼやいていたそうです。
その中で、それでも言われた通りにやったのは師匠だけで、他の人たちは何もやらないので何も変わらず、去っていかれたそうです。
危機回避をして、危機にならないことだけをやって、そこに占いのノウハウで加速をつけているわけですから、うまくいくのは「当たり前と言えば当たり前」だったということです。
それほど「危機回避」というのは重要なわけです。