占いコラム
コラム
2021.07.29
天の助け

そういう能力がある人が、能力を使わないでいると、天は「怠けている」と観ているわけで、そういうところは厳しいのかなと思ったりします。
先日のコラム「天のお叱り」に続きまして、「天のご褒美」のお話をしようと思いますが、その前に「天の助け」についてお話しておこうと思います。
「天の助け」といいますのは、神様といいますかサムシンググレート(偉大なるなにか)が、あなたの人生に助け舟を出してくれることです。
「ご褒美」というのは、なにがプレゼントされるのかわかりませんが、「助け」というのは、あなたが決定した人生行路に援助が入るということです。
どういう人に「助け」が入りやすいかということを、命式から判断することもできますが、いくらそういう命式になっていても、天の理に反した生き方をしている人には助けが入るわけはないわけで、そこは勘違いを起こしやすいので、助けが入る命式を公開するのは、かえって変な期待を招きやすいことから、やめておこうと思います。
「天の助け」というのは、それこそ天の都合なので、明確な基準があるわけではありませんが、「あなたの環境なら、そういう人生を歩むのは普通だろう」という場合には、良い悪いにかかわらず、あまり助けは入らないと言われております。
たとえば、親が医者で、自分も医学の道を志した場合や、そういう少年時代や学生生活を送っていれば、その道に入るのは当然だろうという生き方をしていた時は、あまり助けは入らず、「天は、ただ観ているだけ」と言われております。
(我々も神様にインタビューをしたことはありませんので、真偽の程はわかりませんけれども)
「天の助け」が入る人というのは、思わぬ苦難を乗り越えたり、予想されないような道を切り開いた人で、天の理に反した生き方をしていない人ということになります。
命式を観れば、精神面よりも現実面に強い生き方は持っているけれど、それを支えるエネルギーが弱い人ということになります。
反対に観れば、現実面に強い命式を持っている人は「手を貸さなくても出来るはず」と、天は信じているわけで、そういう意味では平等なのかなと思います。
そういう能力がある人が、能力を使わないでいると、天は「怠けている」と観ているわけで、そういうところは厳しいのかなと思ったりします。
皆さんは、天を「やさしい」存在と思っているのかもしれませんが、私どもは「厳しくて、公平な」存在と思っております。
コラム の関連記事
-
独学?オリジナル?
占い師に求められるのは教科書通りの答えではないし、その人の宿命に沿った生き方で、ある人には「親孝行はしなさいよ」ということが正解であったり、またある人には「必要以上の親孝行は不要ですよ」と言わなければならないので、そういうことを考えれば、必要なのは理論よりも、むしろ考え方だからです。
-
宿命的な税金を払ってくれている人
「信じる者は救われる」と言いますが、何かを信じる者と、信じない者との差は、結果で現れます。 ただし、その信じるものが本物の場合です。
-
占いを本気でとらえたとき②
師匠も、ガンに対して大師匠が何をされるのかは、まだわかっていなかったわけですが「どうしてですか?お金に困っている家ではないし、『助けたい』なら、やれることはやるでしょう」と言ったそうですが「そうじゃないんだなぁ。でも、どういう決断をされても、叔母さんを責めてはいけないよ。どれも間違いじゃないんだから」とも言われたそうです。
-
占いを本気でとらえたとき⑥
いろいろな相談に対処していると、この世には悩んでいる人が、実に多いことに気づきました。 そして、それを解決してくれる人というのは、ほとんどいないのだということにも気づきました。