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2022.11.23
霊感と霊能②

「成仏していない霊」というのは、「成仏できていない」→「亡くなる時の痛みや苦しみに執着している」→「あの世に渡れない」ということになるわけです。
霊感と霊能の話を進める前に、こういう人たちが向き合う霊について定義づけをしておきたいと思います。
これは私どもの尺度による分類です。
ただし、これは「霊はいる」という前提に立っての話ですが、算命学では霊も神も否定していないので、ここでは、それは”あるもの”としてお話します。
まず、霊は「成仏している霊」と「成仏していない霊」に分けられます。
「成仏している霊」というのは、「あの世に渡った霊」のことで、成仏していれば(算命学では)生まれ変わるので、あの世でさえも長くはいないし、あの世を見た人なんて聞いたことがありませんので、「おばあちゃんは成仏して、極楽から笑って、こちらを見ていますよ」というのは、どこかがウソということになります。
まあ、そういう人は「私には見える」と言い張るのでしょうけれども、どちらを信じるかは聞いている人次第だと思います。
これに対して「成仏していない霊」というのは、「成仏できていない」→「亡くなる時の痛みや苦しみに執着している」→「あの世に渡れない」ということになるわけです。
そのことを般若心経では「痛みや苦しみは現世のものなので、亡くなったら忘れてしまわないと、彼岸(あの世)には渡れないので、早く捨ててしまいなさい」と説いているわけです。
時々、霊の見えてしまう子供に会うことがありますが、そういう子に般若心経のある一節だけ教えて霊に語りかけさせると「目の前から(霊が)消えた」と言いますから、般若心経のこの言葉で苦を捨てると、霊が彼岸(あの世)に渡るのがわかります。
15年くらい前に師匠が、霊感のある高校生を殺害事件があった現場に、予備知識なしてで連れていきましたら「ピストルをくわえた男の人が見える」と言い出してパニックになったそうです。
そこは発砲事件のあった場所なのですが、般若心経のその一節だけを教えたら「消えた」と言っていたそうです。
つづく
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