占いコラム
結婚
2020.12.27
夫婦別姓問題
その肉体関係を簡単に許してしまう考え方は、西洋的な考えに影響されていますから、その結果は「自由」どころか、反対に「不自由」を作り出し、その結果、子供の将来が、子供には責任がないところで可能性を曲げられることになります。
最近、自民党で「夫婦別姓問題」が取り沙汰されているようです。
世間的には、そうでもないと思うのですが不思議ですね。
いい機会なので、この機会に私どもの考えを述べてこうと思います。
ただし、これは占い師としての考えなので、「古い」とか「封建的だ」と言われても困ります。
「夫婦別姓」は西洋的な考え方だと思うのですが、どうも日本人は「なんでも西洋が進んでいて、日本は遅れている」という発想があるようで、そこから「夫婦別姓」も出てきているのだと思います。
「夫婦同姓」は、「恋愛は個人」で「結婚は家対家」という考え方に基づいていると思います。
一緒に住んでいても結婚していなければ「同棲」で、結婚届を出すと「結婚」になって、さまざまな責任が生じてきて、その際に「夫婦同姓」になることが多いわけです。
運命学的にいうと、夫婦になると個人の運気ではなく、夫婦の運気になります。
そうすると不思議なことも起きてきて、運気の悪い人と一緒になったことによって二人とも運が悪くなることもあれば、三浦友和さんのように、絶頂だった山口百恵さんの芸能人としての運気を、夫の三浦友和さんが受け継いで、一流の役者になるということも起きるわけです。
ところが「夫婦別姓」であれば、いくら結婚していても、思考の中には「個人」が強く残っていますから、こういうことは起きなくなると思います。
そもそも「夫婦別姓」は良いことなのでしょうか?
「夫婦別姓」の国は、日本より離婚率が高いのです。
日本は「3組に1組が離婚」といって問題になっておりますが、アメリカで46%くらい、ヨーロッパで60%くらいの離婚率があります。
そうしますと、親権問題や子供の養育費の問題が起きてきますから、夫婦だけの問題では済まなくなります。
弁護士の話を聞くと、日本でも、離婚時に決めた養育費の7割は、約束通り払われないそうです。
占いの仕事をやっておりますと、離婚する夫婦の95%以上は天中殺の結婚であることがわかるのですが、天中殺の結婚の特徴は、「肉体関係先行のお付き合いをしている」ということです。
その肉体関係を簡単に許してしまう考え方は、西洋的な考えに影響されていますから、その結果は「自由」どころか、反対に「不自由」を作り出し、その結果、子供の将来が、子供には責任がないところで可能性を曲げられることになります。
これは命式というものを書くとわかるのですが、親子の縁がなくなることによって、子供の才能が止まってしまうことが多々あります。
また、個人の運気を観ても、2回や3回の結婚の後に幸せになれる人なんて、ほとんどいないのです。
運命学的に言うと、結婚は人生最大のイベントですから、それを同じ姓になりたくないと言う人とするべきではないのです。
私どもは「夫婦別姓」を論じる前に、「はたして夫婦別姓でいいのか?」という議論もするべきだと思います。
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