占いコラム

運気

2020.03.28

運の動き方②

人間の行動を見ていると、働きっぱなしなのに貧乏で、結構遊んでいるのに金持ちがいることに気づくでしょう。 「金持ちは遊んでいてもお金になる」なんて思っていませんか?

皆さまは、「良い運がずっと続いてくれれば…」と思われてはいませんか?

答えから言いますと、それは「不可能」です。
1年の季節をみても、夏が好きだと思っても、冬も必ず来るわけで、むしろ厳しい冬を経験することで、夏の快適さが分かったりするのではないでしょうか。
人生も同じで、良い時があるから悪い時があり、悪い時があるから良い時があるのです。

ここには絵が描けないので、最高運気が+4で、最低運気が−5となるような山と谷を、9年間ごとに繰り返す波を描いてみてください。
そうすると、プラスの波とマイナスの波を足すと「−1」になってしまうことに気づくと思います。
ここに秘密があるのです。

つまり、働き続けるとマイナスになるのです。
人間の行動を見ていると、働きっぱなしなのに貧乏で、結構遊んでいるのに金持ちがいることに気づくでしょう。
「金持ちは遊んでいてもお金になる」なんて思っていませんか?
それは今の状態であって、金持ちになる人というのは、その金持ちになる過程で遊んでいると言いますか、働きっぱなしではない人生を送っているのです。
わかりやすく言うと、働く時と遊ぶ時のメリハリがあるのです。

普通の人を見ていると、運気の良い時はのんびりして何もせず、運気が悪くなると動き出します。
特に運気が最低の時は、苦しいから必死でもがいて、挙げ句の果てに「当たって砕けろ!」と言って、新しいことにチャレンジしますが、だいたい当たって砕けます。
「当たって砕けろ!」と言って、うまくいった人を見たことがありますか?

運気の波の上り坂の時は、上昇気流が吹いています。
ですから、この時に「エイッ!」と飛べば、本来なら1メートルしか飛べないところを3メートル飛べるわけです。
これが運気なのです。

そうすると、運気最高の時は、すでに下に入っている直前ですから、下降気流が吹いています。
そして運気が下がり切るまでは、下降気流が吹いています。
この時は何もしてはいけないのです。
この時に動くと「飛んだ!」と思っていますから、運気の最低が−5で止まらなくなります。
現状維持で、新しいことを起こさないということです。
この時に遊ぶのです。

多くの人がやっている、運気の悪い時の行動なんて、風が下に向かって吹いていますから、「飛んだ!」と思っているのは本人だけで、実は降りていますから、マイナスの人生を送るコツを実践していることになってしまっているわけです。

金持ちになる人は、運気の良い時に行動して、運気の悪い時にはじっとする。
つまり、「普通の人」とは反対なのです。

つづく

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