占いコラム
コラム
2020.06.25
師匠の「中国へ行きました(出会ったすごい人たちの話)」④

中国では、占いは、もともと王侯貴族のもので、庶民には禁止されていたそうです。 国が動くからです。 日本でも昔は、占いの書物を持っていただけで切り捨てていい時代がありましたから、無理からぬことでしょう。
午後から会った気功師は、「北から来た」と言っていたそうですが、大師匠も初めて会う人だったそうです。
後に中国でも結構話題になって、テレビでも特集された集団の一人でした。
「この中に腰が痛い人はいませんか?」と訊かれ、中国人の通訳だけが手をあげました。
まず料金を言われたそうですが、月収の5分の1くらいの金額を言われたので、本人は拒否したのですが、師匠が「私が払うからやってみろ」と言い、「こいつらインチキだ」と言いながら、体験することになったそうです。
ところが、部屋にはベッドも何もなかったので、師匠たちの部屋に行くのかと思ったら、「この部屋でいい。移動は面倒だし、立ったままでいいから」というので、「完全に怪しい。。」と思い、通訳に「感想はウソは言わないように」と言ったら、「私だって信じていませんよ」と言ったそうです。
そうしたら、通訳の前に立った気功師が、通訳の額を人差し指で一瞬衝いて、「はい、終わり」と言ったのです。
通訳は「ふざけるな!」と怒ったのですが、「腰はどうですか?」と訊かれたら、痛みは消えていたそうです。
次に、ホテルのフロントに電話をして、ビンに入った新品の薬を持ってきてもらいました。
「確かめてください」と言われ、チェックしたのですが、箱入りの新品だったので、細工などできるわけはありませんでした。
「では、始めますよ」と言って薬のビンを振り始めたら、バラバラと中の薬がこぼれてきたそうです。
「もう一度確かめてください」と言われ、ビンを確認したのですが、どこにも穴はなかったそうです。
「2週間時間をくれたら、同じことができるようにしてあげますよ」と言われたそうですが、当時は仕事があったので、それは無理だったそうです。
今だったら、間違いなく留まるそうですが、後にこの集団は、集団ごと行方不明になったそうです。
それを匂わすようなことは、その時言っていたそうですが、まさか現実になってしまうとは思わなかったそうです。
おまけの話で。
中国で、「占い師をやっている」と言うと、「どこで覚えた?」とやたらに聞かれるので、面倒で「中国」と答えたら、「そんなことはない!」と何度も否定されたそうで、師匠は不思議に思われたそうですが、ある地位の高い人と話したときに、その謎が解けたそうです。
中国では、占いは、もともと王侯貴族のもので、庶民には禁止されていたそうです。
国が動くからです。
日本でも昔は、占いの書物を持っていただけで切り捨てていい時代がありましたから、無理からぬことでしょう。
ですから、中国の要人は、絶対に生年月日を明かさないそうです。
インターネットで調べられる生年月日は「信じられない」と中国人が言っていたそうです。
庶民に占いがあるのは台湾と香港で、中国本土では2度にわたって古い書物を焼き尽くす悲しい歴史があったので、占いの書物も焼かれていますから、占いの存在すら知らない庶民は多いそうです。
「論語」の原本も焼いたくらいですから、占いの書物を焼くくらい何の躊躇もなかったのでしょう。
ですから、簡単な占いをしてあげてもビックリされたそうです。
占いは日本に渡り、庶民の生活に密着して進化しました。
今や占いの本場は、日本なのです。
つづく
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