占いコラム

コラム

2021.11.10

業(ごう)とは

「業」が消えていませんと、先祖の「苦」の上に乗っかった人生になりますから、納得のできない人生になりがちです。

同じことにずっと苦しめられているですとか、同じ失敗を(注意しているのに)何度も繰り返しているということの中に、原因が先祖になるものがあります。

ある状態に苦しめられて亡くなった先祖の苦が解消(消華)させられないで、子孫に宿題として残ったということで、こういうものを「業」と呼びます。

 

たとえば、容姿とか器量に問題はないのに、なぜか異性運がないとか、やっと見つけたと思ったら、出会ったことを後悔する相手ばかりというのは、過去に結婚できないことを苦にして亡くなった先祖がいるということです。

「苦」にしていなければ、「業」にはなりませんが、「業」があると人生が円滑に進まなくなります。

 

「業」にはいろいろありまして、自分にとって厳しい環境ばかりを選んでしまうという「業」もあります。

「業」があるかどうかは、命式から判断できますので、気になる方はご相談ください。

 

いい機会ですからお話しますと、自殺も「業」の一種で、自殺者がいて成仏していませんと、必ず次の自殺者がでます。

苦(「辛かった」「苦しかった」という思い)があるから自殺をするわけで、自殺をしたことでは苦は解消されませんので、「業」が残ることになります。

そういう人は、やはりそれを読み取れるデータが、子孫の命式の中に出てきます。

これは「子孫も同じ目にあえばいい」なんて考えている先祖がいるわけはないのですが、「辛い」「苦しい」という思いはエネルギーなので、性格とか人格に関係なく残ってしまいますから、それが子孫に受け継がれて「業」として命式に現れてくるわけです。

ですから、何も知らなくても、自殺者がいればわかります。

自殺した人がいても、お墓参りに行っているだけでは「苦」は消えません(決定的な理由が、もうひとつあります)から、子孫の命式に痕跡が残ってしまうことになります。

命式に残れば、その人の人生に意味不明に再現されてくるわけですから、子孫が同じことを繰り返すわけです。

こうして「自殺家系」というものが生まれてきます。

 

ガンも同じメカニズムで、ガンで亡くなった人の苦が解消されていないと、先祖の意志に関係なく、子孫の人生に再現されてくることになります。

亡くなった人に「子孫も苦しめばいい」と意志があるわけではありませんが、ガンの「痛かった」「辛かった」という思いは、想像以上に強いので、意志に関係なく残ることになります。

残れば、子孫の命式に必ず現れてきますから、ガンの人がいたことは容易にわかりますし、もっと大変なことは、自殺と同じように、ガンが再現されることになります。

これが「ガン家系」のメカニズムです。

 

「ガン家系」も「自殺家系」も、「業」だけが原因ではありませんが、かなりのウエイトを占めていることは事実です。

 

「業」が消えていませんと、先祖の「苦」の上に乗っかった人生になりますから、納得のできない人生になりがちです。

「業」は解消しておきませんと、子孫に宿題が残って、また命式に現れてきます。

これも一種のエネルギーなので、放っておいて自然に消えることはありませんから、必ず同じことが起きてきます。

一度、ご自身の命式をチェックしてみてはいかがでしょうか。

武蔵野算命塾への鑑定のご依頼はこちら

コラム の関連記事