占いコラム
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2023.07.04
占いを本気でとらえたとき⑥
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いろいろな相談に対処していると、この世には悩んでいる人が、実に多いことに気づきました。 そして、それを解決してくれる人というのは、ほとんどいないのだということにも気づきました。
いろいろな相談を受けて、最後に来たのは登校拒否の相談なのですが、これは事前に師匠が思ったこととは違っていたそうです。
師匠はテレビの報道を観たりして、あれだけ病的な子が多いのかと思われていました。
占いの世界でも「21世紀は登校拒否の子が増える」と言われておりましたので、なおさらでした。
しかし、いざ相談を受けてみると、そういう子は確かに多いのですが、それよりもはるかに多いのは「行きたくないから行かない」「(ゲームやLINEをやっていて)眠いから行かない」という子ばかりでした。
本当に「病気だ」と思った子は、2人しかいなかったそうです。
ところが、親は自分の責任を回避したいために、子供を病気にしたいわけです。
「うちの子は病気ですよね?」と親が病気という答えを望んでいるのです。
ですから「いえいえ、あなたの育て方の問題です」というと、非常に嫌われることになります。
幼児期の育て方なのですが、それを今から矯正しようとしますと、親が大変なので、病気という逃げ道が欲しいわけです。
そうはいっても、そういうことを言い出してしまう子供には原因があるわけで、そういうお手伝いはさせていただいております。
世の中では、こういうのは拝み屋さんのいいお得意さんになるのですが、拝み屋さんは登校拒否にはあまり関係がないし、拝んで学校に行くなんて話は聞いたことがないのに、拝み屋さんは「私が拝めば大丈夫!」とか言うわけです。
拝み屋さんと同じように、カウンセラーも登場してきますが、カウンセラーもある理由があって、あまり答えが出た事例は聞いたことがありません。
拝み屋さんもカウンセラーも、1年付き合えば、軽く3桁はとられて答えは出ないわけですから、もはや詐欺ですね。
そういう考えになった頃に気づかれたそうですが、病気が原因ではなく、どういう子が登校拒否をするのかがわかってきたそうです。
つまり、登校拒否をする可能性のある子が、予測できるようになったということです。
これは育て方だけではなく、別のところにも原因があることがわかったので、簡単ではないのですが、きちんとやれば改善できることも分かりましたし、実際に改善できる子も増えてきました。
いろいろな相談に対処していると、この世には悩んでいる人が、実に多いことに気づきました。
そして、それを解決してくれる人というのは、ほとんどいないのだということにも気づきました。
「そういう人たちの支えになれたら」というのが、師匠が占いを本気で捉えた理由になったそうです。
おわり
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